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学長コラム

コラム No.020 ”旭川大学短期大学部新入生の皆さまへ”

2011年03月10日 木曜日 / カテゴリー 学長コラム

新しく旭川大学短期大学部の門をくぐる貴女(あなた)へ
―学長からの手紙―

 Aさん 今、私は春を待ち遠しく感じております。
お元気でいらっしゃいますか。
この地の先人はこの冬を利雪・親雪として清い水の里をつくってきました。おいしい水、おいしいお米、そしてお酒とスポーツ・・・。ですから、この冬があってこそあの緑が輝く春・夏があるのです。
あらためまして、合格おめでとうございます。
本学は道内でも屈指の歴史を有する女子教育の名門として揺ぎない評価を地域の方々からいただいてきました。しかし4月からは男女共学の短大として出発することといたしました。介護士、保育士、幼稚園教諭も栄養士も男女共に資格を採る時代の反映です。ここに新にあなたをお迎えできることを大変うれしく思います。
 Aさん 今、あなたは高校生活をいろいろな想いで振り返りながらお過しのことと思います。ですがAさん、新しいステージへ若い人は進まなければなりません。自立への旅立ちです。
生活の自立、経済の自立、精神の自立、いわゆる大人への最終準備段階です。
 Aさん 以下の文章は私が数年前に新入生に向けて書いたものです。今回あなたにも読んでもらいたく、載せてみました。あなたの新しいステージの参考になればうれしく思います。
寒くなります、御身体に気をつけられて下さい。4月に会えるのを楽しみにしております。

夢は向こうからやって来ません。自分から近づいていくものです。
人と積極的に関わることで新しい自分が生まれてくるのです。
学長 山内 亮史

 「自分探し」という言葉がありますが、自分の内面だけを必死に探していても、本当の自分はみつかりません。本来、人間はさまざまな関係性の中で生きる存在。他者と向き合い、積極的に他人と関わる中から、新しい自分というものが立ち現れてくるものだといえるでしょう。
 このキャンパスで過ごす2年間は、家族や友達といった限られた人間関係を超え、広く複雑な社会へ泳ぎだしていくのに必要な準備期間です。さまざまな人や書物と出会いながら、たくさんの新しい自分を見つけていってほしいと思います。
 本学では「介護」「食」「幼児教育」という3つの分野を学ぶことができますが、これらはすべて「いのち」に直結した普遍的な学問だといえるでしょう。「いのち」を学ぶということは、広い意味での「愛」を学ぶということ。多様ないのちを育む自然環境への愛。異なる言語や文化を持つ人類への愛。障害や病気を持つ社会的弱者への愛。そして、もちろん自分自身への愛。自分自身を大切にできない人には、他者を大切に思うことはできません。短大の2年間は入学する年と卒業する年の2年間しかありません。どうぞあなた方の世界を加速させる2年間として下さい。

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