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経済学部

教育実習報告会を開催しました。

2015年09月07日 月曜日 / カテゴリー 経済学部

教育実習報告会

Ⅰ報告会日時および場所
2015年7月18日(土)13:00~14:00
旭川大学経済棟3F 313教室

Ⅱ報告者
経済学部経営経済学科4年に在籍する1名の学生が報告しました。
今年の6月にある道立高校で3週間の実習を行いました。担当教科は高等学校商業科(ビジネス基礎)でした。

Ⅲ報告会について
今回の教育実習は、「教育実習で学び、経験したことを発表し、教職につく自覚と意識を高めるとともに広く教職の意義を伝える機会とする」という目的で開催しました。今年の実習生は1名と少なかったのですが、実習校の概要、教育実習の概要、研究授業について、まとめの4つの視点からバランス良く構成されていました。内容としては、実習校の状況が詳しくまとめられており、中でも生徒との交流について深く触れられていました。特に最後のまとめで述べられていた「一にも二にも生徒理解と教材研究」という言葉が心に残りました。生徒理解や教材研究は教師にとって大変重要なことと考えています。だからこそ、生徒とのふれあい方や授業の際の工夫などに注目しながら報告を聞いていました。
 今回の報告会には山内亮史先生(旭川大学学長)をはじめとする多くの先生方やOB・OGの先輩方がこの報告会に来てくださり、大変充実した会となりました。報告会を開催していくことが、1年生~4年生までの教職履修者の学生を繋げていくことができ、学生たちの学びへと繋がっていくのではないかと思いました。また、OB・OGの先輩方からの激励は、教職を今以上に頑張りたいと思うことができ、教師像を具体化できるようになると思います。
 また、山内先生からの講評では報告者である学生の「プレゼンが落ち着いていて、すごく伝わってくる発表だった」、「実習生の評価はうまく授業をしたかではなく、真摯に授業や生徒に向かっているのかである」、「生徒に何を学んでほしいのか、どのような力を身につけてほしいのかを明確にすることが大切だ」などたくさんの御指摘をいただきました。私たちが授業を作る際にやはり一番考えていかなければならないことは、授業の50分で生徒に何を学んでほしいのか、何を身につけてほしいのかということです。この「授業の幹」については常に念頭に置いていきたいと思います。生徒一人ひとりを理解していくことで、それぞれの個性や成長に合わせた授業を作っていくことが必要なのではないかと思います。ただ生徒理解をしていればいいのではなく、教材研究をしていくこともまた重要なことです。生徒に教えるということは教師自身が分かっていなければなりません。そのためには、今から多くの知識を蓄え、たくさんの経験を積んでいくことが大切です。そうした過程を経ることで実際に教壇に立った時に生徒たちに多くのことを語ることができるのではないかと日々考えています。
 最後になりましたが、山内先生をはじめとする多くの先生方やOB・OGの先輩方からの御指摘は私たち学生にとって大変勉強になることばかりでした。まだまだ難しいこともあるかもしれませんが、こうした経験から今後、実習や模擬授業の際には生徒の興味・関心を引き出した授業をしていくことができればと思います。そのためにも、教職に関する講義だけではなく通常の講義も頑張っていきたいです。

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