寒冷地旭川ユニバーサルデザインによる快適で住みやすい街とは?
今日は、雨の合間を縫って市内緑ヶ丘にあるリサーチセンターへ。
旭川市の「ユニバーサル製品開発ワーキング」がいよいよ始まりました。
第1回の今日は事業概要の説明とメンバーの自己紹介、旭川のユニバーサル製品例の紹介、ユニバーサルデザイインとそうでない物として、例を通じた紹介があり、その後、メンバーが感じる生活障害について、自由に意見を出し合いました。
私は普段、病院実習で看護学生が経験する中で思っていた「トイレで排泄後の移動動作時の転倒防止のため介助が必要。でもナースコールを押して下さらない(押せない)方の中には、お一人で動いてしまわれる方も。こんな方には、排泄中も学生がトイレ内で見守りをすることがしばしば。でも、あれって患者からすると嫌ですよね。下着を下ろして座っているのも嫌でしょうけど、さらには排泄が済むまで監視状態。出るものも出ないのでは?」を情報提供。
他には、自分自身、普段の生活で感じるバスの使いづらさを。
他のメンバーからは「点字ブロックは積雪期には全く役立たない」「冬の間家にこもってしまうのはどうしたものか」等、積雪寒冷地かつ障害の有無に関係なく障害となっていることが上がりました。
集まったメンバーは、医学、建築、木、工業、情報、膝等の身体、デザイン、産官学連携と様々な分野でご活躍中の皆様。普段なかなか接する機会のない方達ばかりです。
ハードとソフト、すぐ実現できそうなものと長期(3年)かけて実現するもの、と範疇は様々。寒冷地旭川だからの発想、検証できる強みを生かして、高齢者にとっての優れものを引き続き模索です。