今年度最後の「永笑のつどい」開催!
今年度最後の地域高齢者支援「永笑のつどい」。
会場のサンライズではクリスマスツリーが飾られ、華やかな中での開催でした。
今日はしばらくお顔を見られなかった参加者の元気な姿を確認できました。
前回10月のテーマ「腰痛」の復習を行い、積雪の中で心配な「転倒予防」をテーマに、高齢者の転倒の概要、要因、成り行きの説明後、各自の転倒リスク得点を算出し、その対策として転倒防止のための運動を皆さんで行いました。
参加者の皆さんは、毎日雪が積もりすぎないうちにこまめに雪かきをされていましたが、その分頻回に転倒する可能性もあり、真剣に訊いて下さいました。
雪かきの時は気をつけているけれど、家の中の慣れた環境での方がヒヤッととすることがあるとのことでした。絨毯の重なり部分で引っかかりそうになったり、勝手口の数段の段差がそうで、皆さん頷いておられました。
外は寒いですが皆さんの頭の中は活発で「どうして足の付け根の骨折が多いんだい?」「15~20分/日歩くとどの位の距離になるんだい?それは何歩になるんだい?」と質問も出て、歩行を距離で認識する方が解りやすいのは、普段畑や庭仕事で自宅周辺を行き来されている方ならではと、説明例の工夫のヒントをいただきました。
寒い季節もあってか、血圧も朝方高い傾向があり、気をつけて測定してる方や、会場でも「測ってみようか」と血圧測定される方は多かったように思います。
また野村克也元野球監督の奥様、佐知代さんの急逝も話題になり「虚血性心疾患があったんだってな。自分もそうだから気をつけなきゃ。でもぽっくり逝けたのはいいわな(笑)」と、血圧や循環器系の疾患にまつわる話題も出ました。
一息入れた後はクイズ。発想の転換をすれば「あぁ、そうか」ですが、それに気づかないとなかなかの難問。学生やスタッフでもすぐには解けません。
どこからクイズを探したのかと思ったら「テレビでこれは永笑の会でも使えそうだな」と思ったそうで、日頃から永笑の会ネタ収集に余念がない(?)学生のエピソードを知ることができました。
また集団で行うと、誰かが答えを言うと終わりますが、今回は各自で手元に問題があるので、それぞれのペースで解答に取り組めたのも良かったようです。会の振り返り時には「こうしたクイズ、次回の永笑の会参加時に考えてもらう宿題にしてはどう?それがまた継続参加につながればいいよね」と、次年度の方針にもつながる意見も出ました。
寒い中でのホットな2時間。良い年を迎え、また来年も元気に永笑のつどいにご参加いただければと思います。
(写真:三谷美江)