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齋藤ゼミ

旭川市春光台中学校アテンダントサポート(AS)実施報告(2020年度1学期)

2020年07月28日 火曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

6月12日(金)~7月17日(金)の毎週金曜日(7月10日は学校の都合により中止)、旭川市立春光台中学校の生徒を対象に、学習サポートと部活動サポートを実施しました。この活動には、教職課程を履修している学生を中心に齋藤ゼミ11名、大野ゼミ2名、張ゼミ1名、古松ゼミ1名、木谷ゼミ1名が参加しました。

学習サポートでは全学年の希望者を対象に、生徒たちの自主学習をサポートしました。具体的な内容としては先生方から出された宿題、定期試験の問題、高校受験対策です。生徒によって学習したい教科は様々なので、大学生は自分の得意科目を中心に解き方を教えたり、アドバイスしたりしました。この学習サポートは同校がコミュニティスクールとして昨年度から行っている活動です。生徒たちと大学生はすでに顔なじみになっていて、「先生、教えて~」「ここ、わからない」など気軽に質問してくれました。とても明るく、リラックスした状態で学習に励んでいました。留学生の安彩銀(経済学部経営経済学科2年)は、韓国に興味がある生徒に自分のことや韓国のことについて話したり、自分で韓国語を勉強している生徒に韓国語を教えたりしました。初めは留学生の私がちゃんと教えられるだろうかと不安に思っていました。ですが生徒たちは「日本語はいつから勉強しましたか?」や「本当に韓国人ですか?」など、積極的に質問してくれました。勉強しているとき、わからないところをみんなで教えあっている姿を見てすごいなと思いました。

部活動サポートではバドミントン部、サッカー部、野球部、バレーボール部、吹奏楽部のサポートを行いました。

バドミントン部の練習サポートは齋藤ゼミの木村唯菜(経済学部経営経済学科2年)が担当しました。人数が足りない時は練習には参加したり、顧問の先生が多忙の際には練習メニューを考えて直接指導したりすることもありました。中学生としては初めてやる練習も多かったと思います。新鮮さを感じて一生懸命に練習をしてくれる生徒が多くとても有意義な時間でした。

サッカー部の練習サポートは齋藤ゼミの夏井一哉(経済学部経営経済学科4年)と樋口迅人(経済学部経営経済学科2年)が担当しました。基本的には何かを指導するというよりも一緒に練習するというスタンスで参加しました。一緒に練習をすることでより生徒理解をするということを目標にしました。生徒たちも積極的に声をかけてくれたので、とてもいい雰囲気で練習をすることができました。

野球部の練習サポートは張ゼミの渡部創太(経済学部経営経済学科4年)と古松ゼミの安藤優太(経済学部経営経済学科4年)が担当しました。紅白戦の中でアドバイスをしたり、初心者の生徒には投げ方やバッティング、走塁、守備などの技術面を中心に指導したりしました。生徒たちは積極的でした。技術向上にも意欲的でした。例えば「どうやったらうまく投げられますか?」や「進塁するかどうかの判断基準を教えてください!」といった質問が出ました。選手同士の競争が激しく、お互いに高めあっていました。

バレーボール部の練習サポートは大野ゼミの浦田萌子(経済学部経営経済学科4年)と川村香奈(経済学部経営経済学科4年)が担当しました。一緒に試合をしてアドバイスをしたり、初心者の生徒にはスパイクフォームやオーバーハンドパスなどの基礎を教えたりしました。アドバイスはすぐに受け入れて行動に移してくれました。また、初心者の生徒たちも成長が早く、やりがいを感じました。生徒たちと関わっていて、「本当にバレーボールが好きなんだな」と感じました

吹奏楽部は齋藤ゼミの齊藤杏奈(経済学部経営経済学科3年)と若本彩(経済学部経営経済学科2年)が担当しました。具体的な指導内容は、呼吸法や個人・パート練習、基礎合奏、曲合奏です。明るく積極的な生徒が多く、練習中も和気藹々としていました。初対面の生徒もいました。個人・パート練習の際には新しい奏法を教えました。生徒たちは驚いてはいたものの、一生懸命練習に励んでいました。

授業では自分からあまり意見を出していなかった生徒が部活を仕切っていたり、普段は楽しげに話しかけてきてくれる生徒が指導される際にはものすごく真剣に話を聞いていたり、と私たちも色々勉強になりました。授業の一環である進路学習や放課後の学習サポートの時とはまた違った新しい一面を見ることができてよかったです。また、授業の時にあまり交流できなかった生徒が学習サポートの時に「話してみたかったです!」や「話しやすそう」と言ってくれて、思っていた以上に生徒たちは大学生のことをよく見ているなと感じました。部活動サポートでも学習サポートでもただ教えるのではなく、趣味や経験を話すことで生徒と向き合うこともでき、私たちも改めて自分を見つめ直すことができました。

また2学期のアテンダントサポートで生徒全員の元気な姿を見ることができることを楽しみにしています。

(文責 経済学部経営経済学科3年 上田龍治)

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