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高大連携・生涯学習事業

出張講義:北村 典幸教授(保健福祉学部コミュニティ福祉学科)

2022年04月01日 金曜日 / カテゴリー 高大連携・生涯学習事業

62 相模原障害者施設殺傷事件について

対象:高校生・一般

2016年7月、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、元同施設職員の植松聖が障害のある入所者19名を殺害、26名を殺傷した我が国戦後最悪とも言える凶悪事件が起きた。

被告は裁判で、「障害者は社会の迷惑になっているので殺したほうが社会の役に立つと思った」と犯行の理由を述べた。

そして2020年3月、被告に対する死刑判決が下された。この事件を通して、いのちと人権について共に考えたい。

 

63 旧優生保護法下の強制不妊手術問題について

対象:高校生・中学生・一般

1948年から1996年に施行された優生保護法によって、多くの障害者が本人の意思に反して不妊手術や人工妊娠中絶を強いられた。北海道は全国で最もその被害が多く、ようやくその実態が明るみにされたのは最近のことであり、被害者救済のための一時金支給法が施行されたのは、2019年のことである。2018年からは全国で賠償を求める裁判が提訴されているが、現在一審ではいずれも原告の請求を棄却するという状況にある。なぜこうした問題がこれまで存在しているのか、共に考えたい。

 

 

 

64 新型コロナウイルス(COVID-19)と障害者問題

対象:一般

欧米では、施設で感染した障害者が救急医療から排除され取り残されるというショッキングな事実が報道され、国内でも「親亡き後」「終の棲家」のためとして、ようやく集団生活によって「安心」を手に入れたはずの暮らしの場が、瞬く間にクラスター感染の「不安」に晒されている。

障害が重くなればなるほど、それに比例して日常生活すべての場面で直接支援の必要度が高まっているにもかかわらず、利用自粛や事業所の臨時休業など、感染拡大による影響を受けている障害者の実態について共に考えたい。

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