旭川市「障害者週間」記念事業に参加
12月8日(日)、旭川市主催の「障害者週間記念事業」が旭川市障害者福祉センター「おぴった」で開催されました。今年のスローガンは「一人ひとり かけがけえのない いのち」です。オープニングでは、本学短期大学部の手話歌サークル「ド・レぺ」による見事な手話歌が披露され、会場を盛り上げました。この記念事業のメイン企画として「旧優生保護法を一緒に考える」をテーマに映画『沈黙の50年』が上映されました。この作品は、旧優生保護法により不妊手術を強制され、被害に遭われた聴覚障害のあるご夫婦ら、国に損害賠償を求め訴訟に踏み切った原告たちの苦悩や葛藤を描いたものです。
この映画が公開されて間もない7月3日には、最高裁で被告の国に対し賠償命令の判決が下され、7月17日には岸田前首相が原告らに直接会って謝罪しました。その後、10月には臨時国会で補償法が成立、1月17日より施行されます。今後は、より多くの被害者を救済することが国の責務となります。
上映後のパネルディスカッションでは、旭川ろうあ協会、旭川市手をつなぐ育成会、旭川あかしあ会からそれぞれ意見発表がありました。北村ゼミナールは、この企画の準備から当日の運営まで、教員と学生が共にコ ーディネート・協力し、微力ながら積極的に関わりました。