ゼミ論集を作成しました
4年田中ゼミでは、卒業論文・卒業研究の執筆に取り組みます。毎年3月にゼミ論集を発行し、研究の成果を形に残します。今年度で4回目の発行となりました。
3年次はグループ研究を行い、4年次は各々が自分の関心事にしたがって個人研究に臨みます。私が特に面白いと思ったのは、「男性の化粧行為は社会に受容されるか ルッキズムの高まりとの関連性」というジェンダーに関わる研究、「映画館ビジネスの消費文化 趣味コミュニティの『公共性』と『経験価値』に着目して」という映画鑑賞という消費文化に注目した研究です。編集委員として編集作業を行いながら、一緒に消費文化理論を勉強してきた人たちの作品だなあと感じました。
私は、卒業論文の執筆に挑戦しました。研究テーマは、「スターバックスのカルチュラル・ブランディング 社会の『分断』への対応」です。本研究では、わが国のスターバックスを事例にリキッド化する社会に対してブランドがいかに対応してきたかを確認しました。社会の流動化は、とても速いスピードで進展しています。そのような中、企業はいかにして、社会に対して応答してきたのかカルチュラル・ブランディングの枠組みを⽤いて分析しています。
テキスト報告、グループ研究、現代メディア研究会など、ゼミ活動の学びを活かすことで、卒業論文を無事に書き上げることができました。主査の田中先生には大変お世話になりました。また、副査の村尾先生には口頭試問においてご質問及びご指摘をいただきました。自分の研究について最後まで考え抜くことができました。ありがとうございます。
卒業式の日、実物のゼミ論集が手元に届き、とても嬉しかったです!ゼミメンバーで写真も撮りました。卒業後もこのリキッドな社会について考え続けていきたいです。
卒業式にて(ゼミ論集と学位記を手に)
4年 森内真史