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保健看護学科

在宅看護論で「自宅にあるもので作ってみよう!体験してみよう!」演習をしました(在宅看護論)

2015年06月01日 月曜日 / カテゴリー 保健看護学科

在宅看護論演習では、生活援助技術「清潔演習」で自宅にあるもの利用した援助の工夫、用具の試作を通して、療養者にとって安全・安楽・快適に洗髪する方法を学びました。
自宅にある新聞紙、ポリ袋、洗濯ばさみ、バスタオルを用いてケリーパッド(簡易洗髪器)を作成し、実際に自分たちで首に当てて寝心地を確かめ、出来上がったケリーパッドを使用して洗髪を実施しました。グループメンバーで「もう少し高さがあった方が寝心地がいい」、「細くて首が痛い。タオルを2重にしたら?」、「芯が固すぎる。もう少し新聞を多くした方がいい。」、「柔らかすぎて高さがない。洗髪した時に水があふれそう。」などと話し合い、試行錯誤しながら、自分たちにぴったりのケリーパッドを作成しました。洗髪を実施する際には、療養者の衣服を濡らさないようにポリ袋で簡易ケープを作成したり、水が排水しやすいように枕で傾斜をつけたり、床に水が飛び散らないでバケツに流れやすいようにするなど様々な工夫を自分たちで考え、3年生になると発想力も豊かで、さらに基礎看護学で学んだ技術の応用がこんな形でできるのだと感心させられました。実際に洗髪をした感想では、「ゴム製のケリーパッドより柔らかく寝心地が良かった」、「ゴム臭がなく快適だった」、「自宅にあるものでこんな工夫ができると思っていなかった」、「災害時にも役立ちそう」、「他にも自宅にあるものを利用して作れるものがないか考えてみようと思った」、「利用者さんの家にある物で看護援助を行うこともあることを学び、今回実践したことで、在宅でも看護を提供することの楽しさを感じることができた」といった洗髪の援助にとどまらず、在宅看護への興味関心が広がる有意義な演習となりました。


太さや、大きさ、洗濯ばさみの位置など考えて作成しました。

水がバケツに流れやすいように、水が床に飛び散らないように工夫しました。

実際に洗髪をしてみました。「もっと力を入れて洗ってほしい」、「お湯の温度はいかがですか」、「お湯を少しずつかけるとくすぐったい」など、お互い意見を出し合いながら、よりよい方法を考えることができました。

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