令和7年度幼児教育学科新入生研修会を開催しました
春の陽気を感じさせる令和7年4月12日(土)、本学にて令和7年度幼児教育学科新入生研修会を実施いたしました。
3階317教室に集合し、学科長の挨拶ののち、新川先生による「うたと手遊びのレクリエーション」から元気よくスタート。

学科長による挨拶

新川先生による活動説明
2人1組でストレッチをし、「じゃんけんアルプス一万尺」へ。次々と相手が入れ替わり、1年生も沢山の同級生と関りを持つことができました。続いては、4色リズム「シンコペイテットクロック」で教員の出番も。まずは教員がルールを理解するのに手間取り、1年生が苦笑する中で、穏やかに始まりました。教員が新川先生のピアノに合わせながら4色のカラーボードを上下に動かし、それに合わせて1年生たちがリズムを刻み、互いの息もピッタリ合い楽しく終了。これからの2年間を象徴するような時間となりました。そして、「猛獣狩り」をダイナミックな振り付けとともに実施し、6人1組のグループを10組作りました。

皆でストレッチ

じゃんけんアルプス一万尺を楽しむ1年生

教員も一緒に楽しみます

4色リズム「シンコペイテットクロック」では教員が色別カードを提示

猛獣狩りではダイナミックは振り付けも!
引き続き先ほどのゲームで分けた10組をもとにグループワークの時間へ。この時間では、プレカレッジにおける音楽の課題(入学前課題)をベースとし、グループ内で各自の手遊びを発表後、グループとして発表する手遊びを1つ決め、1組ずつ発表するという活動です。グループごとに円になりながらそれぞれのチーム名を決め、手遊びを発表後に、全体での発表に向けて各グループ、練習に力が入ります。そしてついに発表の時間へ。この時間、教員は発表にむけた話し合いを見守っていただけだったのですが、各チームともに導入からスタートするなど、とても1年生とは思えぬ発表ぶりに教員一同も驚きとともにこれからの2年間をとても楽しみに感じることができた時間となりました。また、この時間で皆で数多くの手遊びを共有することもでき、学び多い活動となりました。最後にまとめとして新川先生から、「子どもたちの前では表情豊かに」、「相手の良い部分を認めながら関りを持つことが大切」、「リトミックは間違えてもよい。ねらいはあるけど、ノリノリで楽しくできることが大切」とこれからの音楽、身体表現への学びにつながるアドバイスを頂き前半のプログラムは終了しました。

グループワークの様子①

グループワークの様子②

グループワークの様子③

グループワークの様子④

グループワークの様子⑤

手遊びを皆の前で披露!①

手遊びを皆の前で披露!②

手遊びを皆の前で披露!③

講評する新川先生。
そして後半は教室を階段教室の116教室に移りスタート。ここからは佐々木先生が担当となり、卒業生講和「短大生活を充実させるために」の時間へ。ゲストとしてこの春卒業したばかりのOGとなる熊谷実羽さん(市内幼稚園勤務)、高島冬帆さん(市内保育園勤務)の2名にお越し頂き、① 入学-1年前期を振り返って、②短大での大きな思い出、印象として残っていること、③後悔していること、やり残したこと、の3つの項目にそって話が進んでいきました。
①「入学-1年前期を振り返って」に関して熊谷さんは、「講義の最初にくじを引いてグループ決めをし、そこで一緒になった人たちも今も仲が良い」、「1年前期のテストは大変で、自分に勉強する習慣が身についていないことを反省し、それからは定期的に学ぶようになった」と語り、一方高島さんは「入学当初は体調不良で休んでいて不安だったが、友達に助けられて乗り切れた」、「楽しく学ぶことを心掛けていて、講義内容を面白おかしく話して覚えるように工夫していた」と振り返っていました。
次に②「短大での大きな思い出、印象として残っていること」に関しては、「チャットルームで生協で買ったアイスを皆で食べたり、空きコマが課題ができる時間ができて嬉しいと感じるようになった」とメリハリのついた生活の大切さを話してくれ、高島さんからは「2年生になってから、オープンキャンパスのサポーターになったことにより。先生方とより仲良くなれて楽しかった」と語り、先生方とのつながりにより、自分自身に広がりがでてきたことの実感を述べてくれました。
そして③「後悔していること、やり残したこと」に関しては、熊谷さんから「現場に出てからの1年間で手遊びや絵本をあまり知らないことを実感した」との話があり、ゼミ活動に頼るのではなく自分から学んでおけばよかった、そうしておけば実習、現場に出てからも困らない、とのアドバイスがありました。そして高島さんからは「身体表現、造形表現等の演習において実践で役立つことを沢山学べたが、やりっぱなしではなく復習をしっかりしておけばよかった」との振り返りがあり、現場に出てからの研修で学生時代に学んだことがいかせなかったことの反省を踏まえてアドバイス頂きました。
最後に高島さんから新1年生に向けて「短大2年間は本当にあっという間だった。とにかく何事も楽しむこと!」、熊谷さんからは「ずっと頑張ってはいられないため、息抜きが重要!」との励ましを頂き終了となりました。その後の質問タイムでは、「テスト勉強はいつからしていたのか?」、「課題は提示された日にすぐやっていたか?」、「〆切の管理はどうしていたのか?」、「仲の良いグループがA班、B班に分かれてしまった場合に遊ぶ時間はあるのか?」など活発な質問が1年生から出され、先輩方からの話への関心の高さをうかがい知ることができました。最後に佐々木先生からポートフォリオに関する説明があり、楽しくも充実した午前中の研修が終了しました。

熊谷さんによるお話

高島さんによるお話

佐々木先生によるポートフォリオの説明