看護学概論発表会
去る7月5日(金)1年前期開講の『看護学概論』において、看護論の発表会を実施しました。本学では、『看護理論』が科目設定されていないため、看護学概論の中で看護理論を学んでいきます。
この発表会までには、まず一連の講義を受けたのち、発表に備えての「グループ活動」「デスカッションスキル」「プレゼンテーションスキル」について説明を受けます。また臨床で働いている現場の看護師に「看護とは何か」の講演を聞き看護についてイメージをもってもらいます。そのような過程を経て、各々その内容をもとに各々が発表に向けて素材を持ち寄り、時間外も上手く活用しながらプレゼンテーションとしてまとめていきます。司会進行も、指導を受けながら学生がつとめます。今年の発表会は、V.ヘンダーソンに対しての関心度が高く、また例年のようにH.ペプロウやJ.トラベルビーも人気でした。
各理論家の中から学びながら、自分たちの看護観を「自立」や「人間関係」、「コミュニケーション」に着目した発表が多く見られました。さて、“人の役に立ちたい”と志をもって入学してきた1年生ですが、看護の幅広さや奥深さに少し触れることができたでしょうか。学びはじめてまだ3か月余りですが、これからどんな看護の学びがあるのか楽しみですね。(文責:基礎看護学 泉澤真紀)