1~2月の老年看護学実習終了!
老年看護学実習は、様々な実習の中でも最も長い4週間の実習しています。
高齢者の生活を支える看護を学ぶため、4週間の実習は、1週間の通所(デイサービス・デイケア)実習と3週間の病院実習から成ります。
-20℃に冷え込む日や大雪の日もあった今年度最後の3年生での老年看護学実習。
「目的は?根拠は?患者の退院後の生活に合っていますか?この患者はそれを現実的に続けて行えそうですか?」
教科書では学べない高齢者の看護を知ってほしい臨床指導者(看護師)からは、様々な質問が飛んできます。
通所実習で家で生活する高齢者から様々な自宅生活での気がかりや工夫を聞いたはずなのに、それを入院患者に生かして退院後の準備をすることは容易ではありません。試行錯誤の毎日でした。
それでも実習を終えて、高齢者看護について
・高齢者にすぐの回復を目指さない、長く続けられることが大事!
・今日できても明日はできない、午前中できても午後はできない、その時々で変化する高齢者に対応するには、多様な状況を想定して看護計画を立てておくことが大事!
・疾患による変化と加齢による変化とが存在する。区別しにくい変化の違いを見極める専門知識と観察力が必要!
・入院期間の短縮に伴い刻々と変化する治療や今後の方針に、高齢者は戸惑うことも多い。戸惑う高齢者の気がかりを大切に、そばに寄り添いじっくり聴く聞く姿勢が大切!
と学びました。
この実習で得た経験を4年生になっても出会うであろう高齢者の看護に生かしていきます。