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江口ゼミ

「旭川市労働基本調査」に取組中です

2017年09月30日 土曜日 / カテゴリー 江口ゼミ

多忙な日々を過ごしている江口ゼミです。

今年も旭川市より「労働基本調査」の調査と報告書作成の依頼を受けました。同調査事業は、2年ごとに、旭川市に所在する企業の労働環境を、郵送によるアンケート調査で回答を求め、分析して報告書を作成するものです。今回で3度目の受託になります。旭川商工会議所から企業名簿を購入して、8月に「層化有意抽出法」で抽出した1,071社に調査票を送付しました。現在279通の回答を得たところです。目標の300回答には少し足りないため、10月に再送をかける予定です。

実は調査票の送付の際に、また不注意をやらかしました。住所の宛名タックシールに企業名を印刷したのですが、企業名の後に御中をつけ忘れ、1,071社に発送してしまいました。呼び捨てで協力をお願いしたようなものです。問合せ先が旭川市役所になっていたため、その件について、送付されたある企業様から役所の担当者にクレームが入ってしまいました。「失礼じゃないか」ということです。担当者には数回の電話が入ったそうです。

責任を感じて、これ以上クレームが来ないように、また企業様が気を損ねて協力してくれないことがないように、送付した1,071社にお詫びの電話ををすることにしました。他のプロジェクトもあったため、クレーム対応係としてゼミ生2人が担当することになり、1,071社全てに電話し終えるのに3日間かかりました。1日に数百人もの人に電話したのは初めての経験でした。多くの方が「そんなの気にしてないよ」とか、笑いながら「大変だねぇ、頑張って」とか言ってくださったのが、不幸中の幸いというか、人の温かさを感じるというか、とても嬉しかったです。

最初は緊張もあって、電話するのがとても苦痛だったのですが、慣れてくると苦痛ではなくなり、1社につき短時間でスムーズに対応できるようになりました。これが経営学でいう「経験曲線効果(experience curve effect)」なのかと、身をもって体験しました。さらにいつの間にか、会話から相手の状況を分析したりするようにさえなりました。ミスするのも勉強になる、と脳天気に思ったりもしています。

しかし、またもや江口先生の方は、「今回の損失は3日間で、2人の人件費を考えると、一人1日1万円なら計6万円で、機会利益も含めると…。」とむごいことを言って、僕を茶化して楽しんでいました。でも確かにその通りで、些細なミスが、大きなコストを発生させ、信用を失っていくことにもなりかねないと気づかされました。これからは、それを肝に銘じて行動したいと考えています。

同プロジェクトは、今後、10月に調査票の再送をかけ、計約300回答をゼミ生で手分けしてエクセルに入力、単純集計といくつかの視点からクロス集計をして、それを基に3月にレポートを書き、最終の報告書を完成させる予定です。他のプロジェクトも同時進行するため、江口ゼミはまだまだ忙しい日々が続きます。(雄武町出身 2年生 瓶子遼太)

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