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黒川ゼミ

平成29年度黒川ゼミ活動報告⑤

2017年10月04日 水曜日 / カテゴリー 黒川ゼミ

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 こんにちは。旭川大学黒川ゼミです。今回は旭川市と旭川ウェルビーイングコンソーシアムが進めている取り組み、「私の未来プロジェクト」についてお話ししたいと思います。
 小・中・高の学校を訪れ、児童や生徒に命の大切さを伝える出前授業が「私の未来プロジェクト」であり、これまでに何度も私ども黒川ゼミの学生がボランティアとして参加させていただいております。
 中学校では本物の赤ちゃんとのふれあい体験を行い、初めは戸惑っている生徒たちも一度赤ちゃんを抱っこさせてもらうと誰もが途端に笑顔になります。学生ボランティアの一番の役割は、生徒と赤ちゃんがうまく触れあえるよう生徒に声をかけて促したり、授業全体の進行を行うことです。しかし、初めて赤ちゃんと触れ合う生徒の多くはどう接すれば良いのかわからず、なかなか一歩が踏み出せずにいます。そのような時は、お母さんの方に声をかけ、「赤ちゃんを順番に抱っこさせてあげてください。」といった風に生徒たちが自然に赤ちゃんと触れあえる空気を作り出していくのです(もちろん、赤ちゃんとの関わり方がとても上手な生徒たちも毎回おり、中にはすっかり母親(父親)気分で赤ちゃんを抱っこして離さない人もいます)。
 ふれあい体験の直前に行われる助産師の方の講話もとても為になるお話で、大学生の私たちも知らないような妊娠から出産までの細かい説明を聞くことができました。「赤ちゃんは汚れた羊水を飲み込んできれいにしてからおしっことして出している」といった話を、中学生たちはとても興味深そうに聞いていました。
 最後になりますが、このような授業を通じて児童や生徒たちに、赤ちゃんが愛すべき存在であったように、自分もまた親や周囲の人から特別な存在として大事にされていることを伝えられれば良いと思います。と、同時に、私たち大学生もそのことについて深く考えなければならないと実感しました。
 写真は私(菅原)が初めて赤ちゃんを抱かせていただいた時のもので、非常に緊張してしまいましたが、この取り組みに参加していなければできなかった貴重な体験でした。

記 菅原勇人

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