6月27日火曜日に上川中学校で進路啓発講座（担当　齋藤准教授）を実施しました。この講座に参加するにあたって、事前に中学生の皆さんに「５年後はどのような人になりたいか」「その為には何が必要か」「その力をつけるためには、今何をするべきか」という３つの質問について考えてもらい、そこで得た回答を元に、私たちも何が必要で、何をすべきかを議論し、自分たちの経験を元に伝えたいことをまとめて講座に臨みました。

授業ではまず、アイスブレークを行いました。グループごとに今の気分やマイブームなどをベースに、自由に自己紹介をしました。各グループに大学生も参加して、中学生の自己紹介に質問を投げかけるなど、話し手が話しやすい場を作ることに努めました。後日先方から頂いた中学生の感想にも、「質問とかをしてくれて話しやすかった」「初めは緊張していたけど、大学生と話してそのあとは楽しく授業が聞けた」などの感想があり、改めて授業の環境づくりの大切さを実感しました。

授業内では必要な力として、視野を広げるために何事にも積極的に取り組む「一歩踏み出す力」や、生活も含め自分の考えを持って自分の道を切り開いていけるという意味での「自立力」の大切さを伝えました。そして、高校受験や大学生になることがゴールではなく、将来的に社会の役に立つような人になることを目標に、この先のことを考えてみてほしいと伝えました。

もちろん、これ以外にも必要なことはたくさんあると思います。またこれらはあくまでも私たちの意見であり、何が正しく必要かは私たちもまだ模索中です。中学生全員の心に響くものではなかったとは思いますが、一人でも多くの中学生が少しでも何か感じてくれたら幸いだと思いました。（文責　経営経済学科２年　秋月俊介）