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齋藤ゼミ

【活動報告】6月17日(木)に上川中学校3年生を対象にオンライン地域学習を実施しました(No.2)

2021年07月03日 土曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

今回の授業テーマは「大学生と一緒に上川町の施策を考える」です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回はZoomでの授業となりました。まず初めに、各班に分かれて自己紹介などのアイスブレイクを行いました。話を聞く際に頷いたり、自己紹介が終わると拍手したりしていたので緊張もすぐに解けいい雰囲気でスタートできました。

次に、上川町の施策について考えてもらいました。ある中学生からは、「大雪山を世界遺産にするともっと上川町に活気が出てくるのではないか」という意見が出てきました。この意見を聞いた時自分より遥かに柔軟に考える中学生に思わず「嫉妬」してしまいました。大学生はこの後行われる意見共有のため、中学生の意見をJamboardを用いてまとめていきました。

その後、意見共有を行いました。各班に発表してもらいましたが、中には「街コン」を上川町の一大プロジェクトとして行ってみるなど一歩踏み込んだ内容を発表した班もありました。また、意見共有の際には、自分の班の提言に活かせる他の班のなるほどと思った意見等は各自メモをとってもらいました。ここで1時間目が終了し10分休憩に入りました。

2時間目は、前の時間で共有をした意見などを踏まえて具体的な上川町の施策を話し合ってもらいました。ここでは上川町には「洋服・靴などのブランド商品がない」という意見も出てきて、この意見にはかなり深く頷いてしまいました。さらに各班に分かれた学生がそれぞれ事前に調べてきた他地域の施策を紹介するといったこともしました。

2回目の意見共有では、1回目の意見共有の時にでた「上川町を盛り上げるために新しいゆるキャラを作ってみる」という意見を受けて、実際に新しいゆるキャラの案を発表した班があり、中学生にとっても、私たち学生にとっても内容の濃い意見共有の場になりました。

上川中学校の生徒は活発です。そして自分の意見をしっかり伝えることができます。緊張している大学生を尻目にどんどん意見を出してくれました。私たちは中学生に大いに助けてもらいました。今回は1年生が主体となりこの活動を進めてきました。ゼミの先輩たちはもちろん同学年のゼミ生との報告・連絡・相談の重要さといった基礎的なことも学べました。しかし最も印象深かったのは、中学生が生まれ育った町に対してどのような認識を持っているのかということです。私は上川町出身です。後輩たちが私の予想を遥かに超えて上川町をより良くしたいと思っていることに私は驚きと感動を覚えましたし、このような活動を継続することで確実に上川町は良くなっていくと思いました。これは中学校教師を目指す私にとっては、非常にいい機会でした。

(文責 経済学部経営経済学科 1年 伊藤穣)

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