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齋藤ゼミ

【活動報告】6月22日(火)に上川中学校3年生を対象にオンライン地域学習を実施しました(No.3)

2021年07月29日 木曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

今回の授業テーマは「良いプレゼン、悪いプレゼン」です。この時点で中学生たちはそれぞれ調べ学習のテーマを絞り込み、パワーポイント作りに差し掛かります。視線や身振り手振りをつけてわかりやすく説明する「良いプレゼン」と、スライドに書いてあることをただ読むだけの「悪いプレゼン」を見てもらい、政策提言(報告書No.1参照)のスライド作りと発表の際の注意事項を考える、というものでした。明後日にこの総合学習の一環として行われる齋藤ゼミ1年生のプレゼンテーションバトルにつなげるという意図もありました。

今回は新型コロナウイルス拡大防止のため、中学生と関わる役割を担う8名のみが訪問しました。他の学生は大学に残りICTをはじめとするサポート役を担いました。訪問する8名は1週間前から体調管理シートに体温等を記入し、万全を期して当日を迎えました。

授業では密を避けるために2クラスに分かれてもらいました。最初はアイスブレイクです。テーマは、「プレゼンをする上で大事なことをグループで出し合ってみよう」です。この時点ですでに「相手をきちんと見て話す」など本質的な意見が出るなど、良い雰囲気でスタートを切りました。

その後、プレゼンA(良い方)とプレゼンB(悪い方)をそれぞれのクラスで見てもらいました。それぞれの発表が終わるたびにプレゼンのどこが良かったのか、自分ならどのように工夫するかなどを考えてもらいました。プレゼンA(良い方)では、「声が大きい」、「見やすい」、「自分の気持ちを言っていた」など、こちらが伝えたい事を素直に受け取ってくれている様子でした。プレゼンB(悪い方)では、「文字が小さい」、「声が小さい」、「視線が台本にしかいっていない」など、積極的な意見が出ていました。また、中にはプレゼンA(良い方)を100点、プレゼンB(悪い方)を0点と言う厳しい生徒もいました。その後、個人で考えた意見をグループ内で共有する時間を取りました。話を聞くときに頷いたり、意見を言い終わると拍手があったり、「確かにそうかも!」というような反応が見受けられ、とても良い雰囲気で次の段階へ進めました。

グループ内での共有を終え、他のグループに発表する時間を取りました。ここでも、他のグループの意見を真剣に聞き、メモを取る生徒がいるなど、程よい緊張感のもと、発表を行いました。発表を行った後、全体のまとめに移りました。この時間では、大学生がプレゼンを作る、発表する上で気を付けていること、注意していることを3つにまとめて生徒たちに聞いてもらいました。しかし、大学生の言っていることがすべてではないこと。正しいということでもないことを伝え、授業を終えました。

社会に出たり、大学に行ったりすると、パワーポイントを作る機会が必ず来ます。そんな時に今回の授業を思い出してもらい、自分なりの「良いパワーポイント」というのを作っていただけると幸いです。今回の政策提言においてはもちろん、今後プレゼンを行う際には、「自分の100点のパワーポイント」を作れるよう、心から応援しています。(文責 2年 石川祐妃)

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