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teacher・seminar

教員/ゼミナール・研究室

保健福祉学部

教授

木下 一雄

KINOSHITA KAZUO

主な担当科目
精神保健福祉の原理
精神保健福祉制度論
ソーシャルワーク方法論Ⅵ
出身地
埼玉県さいたま市
趣味
温泉巡り
座右の銘
Life is a tragedy when seen in close-up,but a comedy in long-shot.
(人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ)

研究内容

私は精神科病院で精神障害を抱えている方に対して、メンタルヘルス支援と退院後の地域定着支援に尽力してまいりました。精神保健福祉士として4か所の精神科病院での勤務経験があり、医療相談室長として現場を取りまとめておりました。現在は大学教員と兼任で小·中·高等学校、特別支援学校のスクールカウンセラーとして、不登校生徒等さまざまな課題を抱えている児童生徒の不安や悩みに寄り添う実践を行っております。

専門分野は、医療ソーシャルワーク実践(精神科医療領域)、精神保健福祉学、精神保健学、メンタルヘルス、臨床心理カウンセリング、精神保健福祉援助技術論です。研究内容は、精神障害者の就労支援、精神疾患(依存症[主にゲームや薬物、愛着関係]·人格障害)を抱える人に対する支援、不登校や無気力生徒のスクールカウンセリング·スクールソーシャルワーク実践、精神科における相談援助支援のあり方に関して研究しております。

学生へのメッセージ

これからの令和の時代は混沌として、先が見えづらい世の中です。ChatGPTに問いかけてもすぐに答えが出ない課題に向き合い、考え続ける力が求められます。表面的には見えない人の心の痛みを想像し、理解しようと心がけ、やさしさと情熱と好奇心を持ち続ける学生がこれからの精神保健福祉の支援には必要となります。

将来、医療機関や福祉·教育分野等での相談援助専門職として、現場で活躍することを目指している学生と共に切磋琢磨しながら学んでまいりたいと思っております。人に寄り添える感性や想像力を獲得して、理論や知識だけではなく実践力を兼ね備えたソーシャルワーカーとしての能力を大学時代に身に付けるべく、一緒に頑張ってまいりましょう。

地域との関わり

旭川市や近隣の市町村においても不登校や発達特性を持つ生徒が急増しており、上川地域周辺の小·中·高等学校、そして特別支援学校のスクールカウンセラーを行っております。また、生徒の保護者や教職員の方々に対して、「生徒に対しての関わり方」などの講演や個別カウンセリングやアドバイス等も行っております。

他に精神障害者の犯罪を犯してしまった方の社会復帰支援として旭川地方裁判所で精神保健参与員、専門学校での非常勤講師、障害者のグループホームでの入所者や職員の方々のカウンセリング支援(認知行動療法)等、実務面で地域での現場支援を支えております。最近では高齢者大学や市町村関係者からの「不安な未来への生き方」や「心の支援に関する」公演依頼も多数頂いております。

コロナ禍以降、生活スタイルや人間関係のあり方が急変した中で、地域社会で起こっている現場の課題やリアリティを学生に直接伝えることができる力が教員にも強く求められていると実感しております。教育者としてだけではなく、実務家としても地域に貢献しつつ、より実践力を伴った良い教育を学生に提供すべく、地域との実践活動や関わりを大切にしております。

ゼミ・研究室での取り組み

ゼミナールで取り組んでいることは、医療機関におけるソーシャルワーク実践、精神疾患(依存症·人格障害)を抱える人に対するメンタルヘルス支援、精神科における相談援助技術支援、教育機関(小·中·高校)におけるスクールカウンセリング·スクールソーシャルワーク実践支援等に関する書籍や文献、研究論文、参考資料を活用し、ゼミナールのメンバーで議論を深めていきます。

学びを深めていくための様々な活動を学生と話し合いながら、フィールドワークも必要に応じて実施し、それぞれの各学生のテーマごとに卒業研究を完成させていきます。

ゼミを通じて卒業後には、福祉職の公務員や相談援助の専門職として就職していける能力を養っていきます。また現場で活躍するためには、必要となる社会福祉士·精神保健福祉士の国家試験の合格に向けてゼミ内のみんなで一緒に学習していくことにも力を入れております。ゼミ生全員で、国家試験を目指してまいります。