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teacher・seminar

教員/ゼミナール・研究室

保健福祉学部

任 賢宰

LIM HYUNJAE

主な担当科目
高齢者福祉論 認知症ケア論 ソーシャルワーク概論
出身地
韓国
趣味
スポーツ(自転車、ランニング、ゴルフ等)、読書
座右の銘
思ったら動く

研究内容

高齢になっても、認知症になっても、誰もが自分らしく地域で暮らし続けられる社会の実現を目指して研究しています。これまで、認知症の人を支える家族介護者の心理的変容や介護過程におけるサービス利用との関係に着目し、家族介護者への心理的支援や支援システムのあり方について研究を進めてきました。

現在は旭川市をフィールドとして、認知症の人と家族の生活構造に着目し、診断後から支援につながるまでの「支援の空白」を明らかにする研究に取り組んでいます。こうした研究の成果をもとに、地域包括ケアの中で認知症の人と家族を支える支援モデルの検討や、国内外の制度や実践の動向を踏まえながら、AIやデジタル技術が進展する時代においても人の尊厳や生活の主体性が尊重される共生社会のあり方について探究しています。

学生へのメッセージ

福祉を学ぶことは、人々の生活や社会の課題を理解し、その解決方法を考えることにつながります。大学での学びは教室の中だけで完結するものではなく、地域社会の中で人々と出会い、さまざまな経験を通して深まっていくものです。授業ではディスカッションやグループワークなどを取り入れ、学生が主体的に考えながら学ぶ機会を大切にしています。

私たちが暮らしている地域社会には多様な生活課題が存在しており、それらを理解するためには広い視野が必要です。地域社会や福祉の現場に関心を持ち、人々の生活に寄り添いながら社会課題を考えたい学生とともに学んでいきたいと思っています。

地域との関わり

研究や教育活動では、地域の福祉機関や専門職と連携しながら、認知症の人と家族の生活課題について学ぶ機会を大切にしています。社会福祉施設や研究機関での実務経験を基盤に、地域の福祉実践と研究を結びつけながら地域福祉の課題について検討してきました。

これまで、学生とともに福祉施設の利用者と韓国の料理を作って交流したり、地域包括支援センターのクリスマスイベントで認知症予防体操を地域住民と一緒に行ったりする活動も行ってきました。こうした活動を通して旭川で暮らす人々への理解を深めながら、地域社会と大学をつなぐ教育・研究活動を進め、旭川市をはじめ北海道の地域福祉の発展に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。

ゼミ・研究室での取り組み

ゼミでは、地域福祉や認知症ケアをテーマに、卒業研究の完成を目標とした研究活動を行っています。学生は国内外の先行研究を整理しながら研究課題を明確にし、研究テーマ・目的・方法を設定したうえで調査や分析を行い、研究成果を論文としてまとめます。

また、地域の福祉施設や支援活動について学ぶフィールドワークを行うとともに、海外の学生との交流なども取り入れ、福祉をグローバルな視点から考える機会を設けています。さらに、AIやデジタルツールを活用した文献調査やデータ分析にも触れながら、これからの時代の福祉や共生社会について主体的に考える力を養うことを目指しています。