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teacher・seminar
教員/ゼミナール・研究室
大野 成樹
ONO SHIGEKI

- 主な担当科目
- 国際経済論 マクロ経済学 国際経済論特殊講義(大学院)
- 座右の銘
- 少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。 壮にして学べば、則ち老いて衰えず。 老いて学べば、則ち死して朽ちず。
研究内容
新興国、特にロシアの金融政策を専門とし、資源国特有の景気・為替・インフレの変動の下で、金融政策や為替政策が実体経済・金融市場にどのように波及するかを計量的に検証しています。
計量経済モデルを用いて、金利操作・信用チャネル・為替介入を含む政策波及経路、金融政策手段の有効性、インフレターゲティング導入後の政策運営、金融発展と成長の関係を分析しています。
さらに、米国の伝統的・非伝統的金融政策の国際的波及(ロシアやBRICSの株価・金利・為替)、資源価格・ドル流動性を通じた影響、経済制裁下での金融環境変化や政策対応も研究対象となっています。
学生へのメッセージ
私が一緒に学びたいのは、人から与えられる課題をこなすだけでなく、自分で問いを立て、興味を持った事柄を粘り強く探求できる学生です。
経済や社会の出来事に「なぜだろう」と立ち止まり、データや文献を手がかりに考えを深め、筋道立てて説明しようとする姿勢を大切にします。
研究や学習はすぐに成果が出るとは限りませんが、試行錯誤を楽しみ、日々の努力を継続できる人は確実に伸びます。
失敗を恐れず挑戦し、他者の意見にも耳を傾けながら、自分の言葉で考えを磨いていきましょう。
地域との関わり
国際金融を専門とする立場から、地域の講演等で「日本が長期にわたりデフレとゼロ金利に直面すると円安が進み、その結果、日本全体はもちろん北海道や旭川にも訪日観光客の流入が増える可能性が高い」と解説したことがあります。
実際にその後、円安局面で訪日客が大幅に増え、変化を実感しました。
一方で、外国人が「日本は物価が安い」と喜ぶ姿を見ると、地域の活気につながる面がある反面、日本経済の構造的課題を映す側面もあり、少々複雑な思いになります。
こうした出来事を題材に、国際金融と地域経済を結びつけて考える機会を大切にしています。
ゼミ・研究室での取り組み
ゼミでは、経済ニュースとデータ、理論を結びつけて考える力を養っています。
前期は日本経済新聞の経済統計に関する記事を題材に、記事の読み合わせを行ったうえで、2人1組で統計の元データをウェブから探し、iPadを使ってグラフや表を作成します。
作成したグラフや表には解説文を付し、数値の変動を経済理論に基づいて説明します。
後期は、前期に身につけた統計の見方と財政・金融政策の基礎を踏まえ、経済書の輪読と討論を行います。
物価の仕組みやマクロ金融危機を扱う書籍などを読み、発表と質疑を通じて論点を自分の言葉で整理します。