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teacher・seminar

教員/ゼミナール・研究室

短期大学部

和島 孝浩

WAJIMA TAKAHIRO

主な担当科目
栄養学総論 食品衛生学 応用食品学
出身地
愛知県
趣味
研究圃場での植物観察
座右の銘
天命を待って人事を尽くす

研究内容

私の研究の柱は、自然エネルギーを活用した「脱炭素型農業」と、植物生体情報の可視化による「スマート農業」の融合です。

現在は積雪寒冷地の旭川において、地中熱や地下水などの自然エネルギーをハウスの冷暖房に導入するシステムを構築しています。化石燃料に依存しない持続可能な農業の形を、北海道から実践・検証するのが狙いです。研究圃場では最先端のIoP(Internet of Plants)技術を導入し、光合成量などをリアルタイムでモニタリングしています。

この「植物との対話」を通じて最適な生育環境を導き出し、環境負荷を抑えつつ高品質な農産物を安定供給できる、新たな農業スタンダードの確立を目指しています。

学生へのメッセージ

「食」はあらゆる産業の基盤であり、国の安全保障や地域の活性化を支える極めて重要なインフラです。これからの社会を「食」の力でアップデートしていくリーダー、それこそが管理栄養士・栄養士という存在です。

食料自給率や環境問題が深刻化する今、単なる知識の修得にとどまらず、食の最前線を知る専門家として語る言葉には、誰にも真似できない深みと説得力が宿ります。

社会を根底から支え、人々に健康と希望を届けるプロフェッショナルとして、共に高い志を持って学んでいきましょう。皆さんの挑戦を全力でサポートします。

地域との関わり

研究圃場を「旭川IoP未来農場」と名づけ、地元の生産者や企業、自治体へと広く開放しています。

旭川の厳しい気候に耐えうる脱炭素技術の実証データを活用し、地域社会に対して「寒冷地における持続可能な農業」の具体的な選択肢を提示するのが目的です。理論を論文で終わらせるのではなく、実際の現場で課題を解決し、新たな価値を創り出す「実装の場」として、地域農業の底上げに寄与することを目指しています。

大学という枠組みを超え、地元の産官学が連携して次世代の食農モデルを構築することは、私たちの重要な使命です。地域と共に歩み、現場の声を反映した実学を追求し続けます。

ゼミ・研究室での取り組み

ゼミでは「食と農の関係」を正しく理解し、食の将来について考える力を養うことを目的としています。

前期は、実際に自分たちの手で作物を栽培することで、農業の楽しさや大変さを肌で感じます。後期は、収穫した作物の調理・加工を通じて「食」を考察するほか、「食の検定」などの資格取得に向けた勉強会も実施しています。また、大学祭では毎年自家製ピザを販売しており、栽培から調理まで一貫した「食と農」の繋がりを学べるのが大きな特徴です。

最先端のスマート農業(IoP)技術も活用しながら、食の原点である農業と作物栽培を基礎からしっかりと学べるゼミナールです。