旭川市立大学では、変化が激しく予測が困難な時代において、地域や社会の課題解決に向けて、他者と連携して新たな可能性を導くことができる人材を育成するため、デザイン思考をベースに、数理・データサイエンス・AI教育を取り入れた文理融合型教育とPBL型教育、地域との連携を重視した新学部の設置について、令和8年4月の開設を目指し検討を進めています。
新学部の概要
育成する人材像 学びの4つの柱 名称等 特徴
新学部の概要
育成する人材像 学びの4つの柱 名称等 特徴
※詳細は、「旭川市立大学新学部設置基本計画」をご覧ください。
※基本計画の作成にあたっては、旭川市が整理された「旭川大学をベースとした公立大学の設置に係る附帯決議を踏まえた整理について」(令和2年10月旭川市作成)の内容を踏まえ、今後の社会経済の動向を加味して整理しています。
〔参考資料〕
「旭川大学をベースとした公立大学の設置に係る附帯決議を踏まえた整理について」(令和2年10月旭川市作成)新学部で育成する人材像
令和2年10月「旭川大学をベースとした公立大学の設置に係る附帯決議を踏まえた整理について」の公立大学の理念案(P20)と「地域創造デザイン学部」の基本的な考え方(P21の中段)より
〇公立大学法人の理念案として、「北の地で感性を磨き、人間力を高め、創造と実践で新たな時代を切り拓く人材を育てるとともに、知の基盤として高みを目指し、地域を牽引する」と記載されている。
〇「新学部については、地域の活性化につながるための学部として、地域や社会を牽引できる人材を養成することを念頭に、高度な情報化・価値観の多様化などにより正解のない不透明な現代において、これまでの常識にとらわれない新たな発想や考え方でよりよい社会や暮らしを創出していくために、現状を幅広く知り、見識を深めるとともに、課題解決の一手法であるデザイン思考を根底に置いた学びが有用であるとの考えを、市民の会、旭川大学、市の3者で方向性を共有した。こうした経緯を経て、新学部の名称を地域創造デザイン学部、ものづくりデザイン学科及び地域社会デザイン学科の2学科の構成とすることとし、デザイン思考を学部の柱にし、幅広い知識やIT技術を活用するとともに地域をフィールドとした実習などを通じて、更なる学びの深化や地域貢献にもつながることを想定している」と記載されている。
Ⅰ.数理・データサイエンス・AIと工学およびマネジメントの知識を併せ持った地域イノベーション人材
地域や社会に横たわる様々な課題に対し、デザイン思考を基に、数理・データサイエンス・AIをはじめ、工学やマネジメントの知識を活用し、論理的な思考力と洞察力を深め、他者と協働しながら豊かな発想力で新たな価値を創造していくことができる人材
Ⅱ.アントレプレナーシップを発揮しスタートアップする人材
地域や自分自身の経営資源を的確に把握し、社会課題に果敢に挑戦するスタートアップ人材
Ⅲ.企業や行政機関などのプロジェクトリーダーとして活躍する人材
企業や地域の課題や達成すべき目標を的確に把握し、解決していくチームをつくりだせるようなリーダーシップを持った人材
※「数理・データサイエンス・AI」とは、文部科学省が認定している教育プログラム
※「アントレプレナーシップ」とは、新しい事業に果敢に取り組む精神や姿勢
※「スタートアップ」とは、革新的なビジネスモデルによって社会にイノベーションを起こすこと
新学部の学びの4つの柱
旭川市におけるこれまでの検討経過を踏まえ、今後の社会経済の動向、高等教育機関に要請されている役割を加味して、次に掲げる4つの学びの柱により、新学部で想定している人材の育成を目指します。