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齋藤ゼミ

2019年7月20日(土)美深高校出張講義報告

2019年08月28日 水曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

2019年7月20日(土)美深高校にて、私たち齋藤ゼミは異文化間理解をテーマにした「王ギョクヨウの学び」の授業を行いました。

まず授業の初めに、高校生同士も初対面の生徒がいるということで、場の空気を和ますためにアイスブレイクとして「1分間自己紹介」をしてもらいました。20〜30秒で終わってしまったり、逆に1分を超えてしまったりするなど、結構難しいです。しかし美深高校の生徒の皆さんは、50秒以上1分以内に収めてくれました。皆さん素晴らしいと思いました。

次に中国からの留学生王ギョクヨウの登場です。自己紹介では「天行健 君子以自強不息」という言葉を紹介してくれました。「自然の万物は常に成長している。もし素晴らしい人になりたければ、たゆまず努力し続けましょう」という意味だそうです。そして中国と日本の両国について生徒にクイズを出しながら説明していきました。ちなみに日本の外務省の情報では、中国の民族の数は漢民族と55の少数民族ということですが、少数民族の数はもっと多いそうです。一定以上の人口がいないとカウントされないという話も聞きました。

いよいよ本題の「王ギョクヨウの学び」です。これは計18枚のカードを、彼の日本での生活と中国での生活の9枚ずつに分けるというものです。グループワークの時間は15分でした。案外簡単そうに見えますが、結構難しいです。例えば「学校には電動自転車で通います」「麺が主食です」「聖地巡礼をします」は日本のカード、中国のカードのどちらだと思いますか?(もし興味があれば、旭川大学庶務課に出張講義のお申し込みをお願いします)コツとしては1人では決めないことが一番重要です。

その後、答え合わせと全体共有をしました。18枚中16枚当てたグループもいてかなり優秀でした。美深高校生、すごいですね!!普段、大学で「異文化間教育」の講義を担当している齋藤先生も驚いていました。

最後に齋藤先生が、国や民族に対する一方的なイメージや偏見に注意しながら1人1人を理解する姿勢が大事だとまとめて下さり、授業は終了しました。

他人を理解することはとても奥が深いと思います。私も教師希望なので生徒を理解するためにも、この「王ギョクヨウの学び」で学んだことを深めていきたいと思います。(文責 経済学部経営経済学科2年 博田佳哉)

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