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熊田ゼミ

感覚統合のオンラインセミナーに参加しました

2021年07月21日 水曜日 / カテゴリー 熊田ゼミ

旭川は連日の30度超え。クーラーが恋しい毎日ですが、暑さに負けずゼミ生たちは日々の勉学に励んでいます。

熊田ゼミでは、2週続けてクリエイツかもがわ主催の「乳幼児期の感覚統合セミナー」に参加しました。関西を中心に全国的に活躍されている作業療法士の高畑脩平先生をはじめとする著名な先生方の講義や実践紹介を伺えるとあって、熊田ゼミでは団体申し込みをしてゼミの一環としてセミナーに参加しました。現場の先生方が参加しやすいように夜6時〜8時という時間設定だったので、学生たちは通常の授業が終わってからの参加でしたが、合計4時間にわたる研修を熱心に受講していました。

感覚統合(Sensory Integration)はエアーズ博士によって提唱された理論で、療育現場にはかなり浸透してきましたが、本来は子どもの生活や遊びの中に極めて自然な形で存在していたもののはずです。ですから、作業療法をはじめとする療育現場だけでなく、保育や子育て、育児の中に活かされてこそ意味を持つものだと感じています。「楽しい」が根底にあるのは当然のこと、少しだけ分析的に遊びを見る、そして、からだを見る。「よいーわるい」といった心情的なことだけではなく、「何が心地よくて何が不快なのか」という視点。「なんでできないのか」ではなく「何を求めているのか」という発想。ともすればハウツー的に理解されがちな感覚統合ですが、子どもへの眼差しの問い直しという点でも学ぶことが多いと感じます。

基礎・基本を大切に、ゼミ生たちは夏のボランティアに向けて遊びを考えていきます。「療育とは丁寧に配慮された子育てである」整形外科医、高松鶴吉先生の言葉です。

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