3年ぶりにゼミ学外研修(札幌)を実施しました
熊田ゼミでは、毎年、ゼミ学外研修として札幌方面へ出向き、
保育者・療育者としての感性を磨くための学びの時間を大切にしてきました。
また、同じく保育を学んでいる他大学のゼミと交流する時間も作ってきました。
しかし、コロナの影響でここ2年間は実施できずにおりました。
11月23日(水・祝)に実に3年ぶりとなる札幌へのゼミ学外研修を実施することができました。
感染対策を万全にするため、日帰りで、ごく短時間のスケジュールとなりましたが、
充実した学びの時間となりました。
狸小路にあるシアターキノでは、「桜色の風が咲く」という映画を鑑賞しました。
この映画は盲ろう(視覚聴覚二重障がい)者として世界で初めて大学教授となった
福島智さん(現 東京大学先端科学技術研究センター教授)の生い立ちを描いた実話です。
一口に盲ろう者といっても様々ですが、福島さんは生まれた時は見える、聞こえる世界にいました。
しかし、少しずつ見えなくなり、やがて聞こえなくなっていきます。
見えて聞こえていた人が、見えなくなり聞こえなくなっていく。
それは一体どのような体験だったのか、この映画では実に細やかに描かれています。
北海道では2か所でしか観ることのできない映画ということで、
貴重な学びの時間となりました。
次に、西17丁目にある庭ビル2階のえほんとおもちゃの専門店ろばのこ、を訪ねました。
国内外の優れた絵本やおもちゃを取り扱っているお店で、
以前からゼミ学外研修では毎年訪れていました。
この日は雪は降っていませんでしたが、店内はクリスマス一色。
すてきなオーナメントがたくさんありました。
ゼミのみんなで遊べるおもちゃやアナログゲームもいくつか購入しました。
コロナ以前は毎年ゼミ交流を実施していて、今でもゼミだより(ゼミ新聞)を毎号交換している
札幌国際大学の増山由香里先生や、増山ゼミの学生とも顔を合わせることができました。
短時間でしたが、とても充実した研修となりました。
すっかり日が落ちるのが早くなった今日この頃ですが、
最後は大通公園のイルミネーションを見ながら帰路につきました。
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映画鑑賞後にシアターキノの前で記念写真!

希望の灯がともるような心温まる映画でした
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映画をきっかけに点字に興味を持ったゼミ生が綴りました(文:尾﨑由理)
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庭ビルの前で記念写真!絵本やおもちゃを見終えて帰る頃には外はもう真っ暗でした
