【活動報告】9月7日(土)に上川町で0円食堂を実施しました。
2024年9月7日、上川町のPORTOにて0円食堂を行いました。活動目標は「生まれ育った上川町で、子どもたちが楽しい夏の思い出を作ることができる」です。上川町地域おこし協力隊の大城さんの周知で、小学生が17名も参加してくれました。また上川高校の高校生3名もスタッフとして参加してくれました。当日は、西木町長をはじめ、保護者を含む地域住民の皆さんやスタッフが食材を持ち寄りました。品不足になっているお米も皆さんのご厚意でたくさんいただきました。またじゃがいも、にんじん、玉ねぎや豚肉、うどんなどたくさんの食材が集まりました。本当にありがとうございました。
はじめにPORTOの中川さんからフードロスについて講話いただきました。子どもたちはモニターを囲み真剣に聞いていました。フードロスやSDG’sといった学習内容について「学校で習った」「聞いたことある」「二酸化炭素の増加は地球温暖化につながる」などと、積極的に反応していました。「二酸化炭素を減らすためにはどうする?」という中川さんの質問にも自分ごととして一生懸命考えてくれました。
講話が終わると、カレーを準備するチームと、街に出て暗号クイズ&スタンプラリーをするチームに分かれました。暗号クイズ&スタンプラリーには12名の子どもたちが参加してくれました。限られた時間の中で、上川駅、南町公園、セイコーマートの脇にある人工の小川の順で回りました。まずはじめの上川駅では子どもたちがゼミ教員の齋藤先生を見つけ、「上川町の…」という暗号とスタンプを貰いました。駅のロータリーではラズベリーの実を拾うなど、街歩きの醍醐味も味わいました。子どもたちは「上川駅にあまり来たことが無い」と話しており、スタンプラリーの場所に選んで正解でした。
次は南町公園にて、「だるまさんが転んだ」を行いました。子どもたちは全力で楽しんでくれました。子どもたちは、鬼役の大学生から逃げ切ることが出来たので、全員スタンプを貰いました。最後に小川に行きました。そこではクイズが4問用意されていました。先ほどの「上川町の…」という暗号と合わせることで、そこではじめて問題となります。「(上川町の観測史上)最低気温は?」「(上川町の)現在の人口は?」「黒岳の標高は?」という3問が出題されました。子どもたち全員が1問以上正解しました。そしてスタンプをもらえました。そして最後の問題「(上川町の)キャラクターは?」が出題されると、皆で声を合わせて「かみっきー」と答えました。こうしてスタンプラリーは終了しました。その後、カレー班の準備が整うまで、子どもたちはしばらく水遊びを楽しみました。
PORTOに帰るとカレーの美味しそうな匂いが漂っていました。そして持参した容器に、お米と具材たっぷりのカレーを並々注いで貰い、全員で食べました。子どもたちは「うまい」「おいしい」と言いながら、たくさん食べてくれました。おかわりもたくさんしてくれました。カレーは甘口、中辛、辛口の三種類が用意されていたので、中には辛口に挑戦する子もいました。とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。食事後は人狼ゲームを楽しんだり、ダンスを一緒に踊ったりして楽しみました。皆の夏の良い思い出になったのではないでしょうか。活動目標は十分達成できたと思っています。
子どもたちが生き生きと活動できるイベントを、今後も実施していきたいと思っています。子どもたちからたくさんの笑顔をプレゼントしてもらい、私たち大学生も元気と勇気をもらいました。最後になりましたが、今回の0円食堂に関わってくださった全ての方々に篤く感謝を申し上げます。
(文責 経済学部経営経済学科 4年 樋口迅人)