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齋藤ゼミ

【活動報告】2025年10月8日に旭川市明星中学校1年生対象に職業講話を行いました

2025年11月11日 火曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

10月8日(水)に旭川市明星中学校で1学年対象の進路啓発学習がありました。齋藤先生と大学生6名が参加し、中学生と一緒に「働く」ということを考えました。

はじめに、齋藤先生から生徒に向けて、大学生(教職課程やゼミナール)の地域での活動を簡単に紹介しました。そして「バイト代がもらえるわけでもないし、卒業や教員免許取得のための単位になるわけでもない。それなのに学生たちはなぜこのような活動に熱心に取り組むのだろう?」と問いかけがありました。そのあと、大学生4名がそれぞれ自分を表現する写真やスライドを見せながら「働く」ことについて考えたことを1人5分程度で発表していきました。

金本歩望(4年)は、4月から旭川実業高校に教師として就職が決まっています。そこで教師になりたいと思ったきっかけなどを話しました。それから、中学生に向けて「働く」ことの目的はお金を稼ぐことなのかということを問いかけながら、仕事に向き合う上でのやりがいやモチベーションについて話しました。北川愛花里(4年)は、旭川市役所から内定をいただいています。これまでの人生で、地方行政をとても身近に感じていたことから地域の人たちのために「社会を支える、暮らしを守る」という想いを大事に仕事していくと語りました。

中塚優也(4年)は、これまで全力で教師になるために頑張ってきました。しかし、教育実習で現場での大変さを実感しました。様々な地域での活動を通して、本当に教師になりたいのか、教師になる覚悟はできているのかなど現在はモヤモヤとした気持ちが生まれています。進路を決めるリアルを高校生に向けて素直に話しました。最後に荒川遥葵(2年)は、現在教師希望です。子どもたちとの関わりを大事にしながらゼミ活動に取り組んでいます。恩師や仲間との出会いが教師になりたいと思ったきっかけです。教師として人と人との繋がりを大切に教育活動に取り組んでいきたいと思っています。将来の選択肢を広げるためにも、今のうちから様々な経験をしてほしいというメッセージを中学生に伝えました。

大学生の発表を受けて、中学生からは多様な意見が出てきました。「お金のため」「生きるため」という意見が多かったのですが、他には「自分や家族、人のため」「社会のため」という意見もありました。さらには「(働くことは)1回の人生を全力で楽しむために1番必要なこと」「(働く際には)自分の得意不得意を理解して最大限に発揮すること(が大切)」などの意見もありました。

ディスカッションの後に、時間の関係もあり一部の意見に対して齋藤先生からフィードバックがありました。人は1人では生きていけないからこそ、他者とか関わることが大事であるということ、また働くことは人生の一部であるからこそ、どのように生きていくのかということも併せて考えることが大事であるというコメントがありました。

大学に戻ってから、Googleスプレッドシートに記入してくれた中学生の全ての意見に対して、学生全員で手分けしてフィードバックを行いました。生徒の意見を尊重しつつ、教職課程を履修している大学生として自覚と意識を持ちながらコメントを書きました。

今回の進路啓発学習では、私たち大学生にとって改めて「働く」ことについて考え直す良い機会となりました。中学生にとっても、私たちと同じように自分の将来や「働く」ということについて考えるきっかけとなれば嬉しく思います。

最後になりましたが、旭川市明星中学校佐々木正道校長先生、青木賢二主幹教諭、教職員の皆さま、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

文責  荒川遥葵(経済学部経営経済学科2年)

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