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高大連携・生涯学習事業

出張講義:嶋崎 東子准教授(保健福祉学部コミュニティ福祉学科)

2022年04月01日 金曜日 / カテゴリー 高大連携・生涯学習事業

73 住んでみたスウェーデン -福祉、教育、ジェンダー、政治のあり方から考える「生活大国」-

スウェーデンにはどのようなイメージがありますか?白夜、森と湖の国、ノーベル賞、税金が高いなどでしょうか。

私は2013年9月から2014年8月までスウェーデンのウプサラ大学ジェンダー研究センターに所属し、スウェーデン社会に触れてきました。スウェーデンは福祉先進国で、男女平等に近い国であり、あらゆる面で「生きづらさ」を最小限に抑える仕組みが作られていますが、私が生活する中で一番強く感じたのは、透明性が高く、決められたことはしっかりと守られる社会だという点です。そのことが国と国民との信頼関係を強固なものとし、高い税率を国民が支持する背景になっているように思います。

本講義においては、スウェーデン社会について日本と比較しつつ多面的に考えていきたいと思います。

 

74 多様な性と生き方について -皆がよりよく生きられるように-

性のあり方も生き方も多様化したと言われます。実際、さまざまな国で同性婚が認められるようになり、日本でもいくつもの自治体で同性パートナーシップ制度ができたりと、一見すると性の多様化を認める土台ができてきたように思われます。また、長らく国民皆婚社会といわれた日本においても、生涯未婚率は上昇し続けており、皆が結婚し、子どもを持つ社会とは言えなくなっています。しかし、本当のところ多様化は進んでいて、受け入れられているのでしょうか?

本講義においては、多様化の実態とそれに直面している社会の状況をできる範囲でみていきます。今後誰しもがよりよく生きられるようにするにはどうしたらよいか、一緒に考えることができたらと思います。

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