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中川研究室

今度はベッド上安静で、お話しできない高齢者の体拭き

2016年10月04日 火曜日 / カテゴリー 中川研究室

先週に引き続き「老年看護学活動論Ⅰ」の授業は、学内演習。

演習する患者の設定は、病気の影響で体を動かすと血圧が変動するため、体に負担をかけないようにとベッド上安静の指示が出ています。かつ右上肢に拘縮(関節の角度が通常ほど動かない)があり、意思疎通もほとんど図れない、体を拭く際にはお通じも出ていたという状況。

互いに看護師、患者役を交代しながら、先週の実習同様、事前に各自が考えた援助方法の適切性や加えた方が良い、配慮や工夫点を加えながら実践していきました。前回の演習だったトイレへの排泄援助と違って、配慮する点や患者状況は複雑で、看護師の援助も多い点でした。

いかに少ない体位変換で実施するかとともに、不快を取り除くことが最優先の援助計画もあれば、患者は訴えられないからこそ、恥ずかしい思いをさせないようにと、色々な大事を形にした援助方法が展開されていきました。実施しながら「でも(そうすると)体位変換の回数が多くなる、どうしよう、どっちがいいんだろう」とあちこちで話し合い。

高齢者の援助は、介入し過ぎても足りなくても高齢者のためにならず。バランスよく援助方法を組み合わせるのはなかなか難しかったようです。数か月後に始まる実習ではどんな患者での実践になるでしょうか。

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