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中川研究室

臨地実習でのインシデント・アクシデント報告より

2018年02月10日 土曜日 / カテゴリー 中川研究室

臨地実習でのアクシデントは、学生の不注意により看護対象者に損害や損傷を与え加療を要したもの、インシデントはアクシデントにつながる可能性のあった事象を指します。

1つのアクシデントの背景には300のインシデントがあると言われており、こと人の命に左右する看護職ではアクシデントにつながりかねないインシデントへの対応も重要です。

この日は、このインシデント・アクシデントに対する保健看護学科教員による取組み(事例検討会)の成果と課題について他の学部や学科の教職員が集う研修会で報告しました。

インシデントやアクシデントが起こった際の全教員への即時周知、学生・教員双方の報告書作成、教員による事例検討会の効果と言いきるには検証しなければならない課題がありますが、発生件数は減少しました。

事例検討会では多くの教員の視点から事例を再考察することにより、例えば平成28年度(平成29年度は分析中)では、作業する時の学生の姿勢が注意職に影響を与えたのではないか、安全な看護用品の購入など、当事者である学生と教員だけでは気づきにくい点の視野を広げることに役立っています。

時間の関係上できなかったのですが、他学部の専門領域から見たインシデント・アクシデントの分析視点や、同様に人と関わる人材育成をしている学科での取り組み等も情報交換できればと思います。

写真:増田幹司(コミュニティ福祉学科)

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