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保健看護学科

保健看護学科としての学生教育の質保証について考える

2018年02月27日 火曜日 / カテゴリー 保健看護学科

2018年2月24日(土)、旭川大学保健看護学科FD研修会(旭川大学保健看護学科教育の向上のための研修会)が開催されました。
2020年度からの「大学入学共通テスト」の導入、小学校~高等学校の学習指導要領改訂により「知識をつかう力」「考える力」「表現する力」の教育が本格化する中、大学で看護を学ぶ学生への教育はどうあるべきか、北海道大学高等教育推進機構高等教育研修センター特任准教授である山本堅一先生をお迎えし、「保健看護学科としての学生教育の質保証について考える」と題してご講演いただきました。
講演では、教育の質保証を考える階層、学習動機、授業コンサルテーションについて、先生ご自身が学生時代に感じたこと、現在の研修センターで、学生からの教育に関するフィードバックや教職員研修の開催を通して感じたことなども織り交ぜながら具体的にご紹介いただきました。

カリキュラムでは、当科で作成した3つのポリシーである「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)」、「教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)」、「入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)」案をもとに、各教員が自身の担当科目でディプロマポリシーのどの項目の達成に関わっているか確認したり、3つのポリシーの文言の抽象度が高かったり、逆に細かく示すことで科目変更の流動性を持ちにくくさせたりする文言はないか、入学を希望する学生に求める学生像は入学試験で測定可能かなど、具体的にフィードバックいただき、作成した各ポリシーを見直す機会となりました。

目指す指針の次は、その達成が伴っているかどうかの評価。今回はその例としてポートフォーリオ(学習者の活動記録・評価資料の蓄積)について伺いました。看護教育は「できた」「できない」の2択ではない「知識をつかう力」「考える力」「表現する力」を評価する必要があります。今回の導入研修会をもとにさらに具体的な評価方法について知りたい、というニーズも高まった会となりました。

(文責:中川初恵、写真:伊東美穂)
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