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大野ゼミ

保健福祉学部コミュニティ福祉学科1年生 授業「地方自治論」 テーマ『「日本国憲法」の学習を通じて、「福祉=人間の幸せ」について考える』

2018年05月25日 金曜日 / カテゴリー 大野ゼミ

『福祉=人間の幸せ』について考えていくときに、「憲法」を知ることがとても大切です。

 

コミュニティ福祉学科1年生の選択授業「地方自治論」では、私たち一人ひとりが健康で文化的な暮らせるための権利について、憲法と地方自治の観点から、シビルミニマム(住民のための最低限の生活保障)のあり方を学んでいます。

 

憲法学者の水島朝穂さん(早稲田大学法学学術院教授)が書いた日本国憲法に関する記事(『サライ2014年12月号』)を読み込み、2人1組で内容を報告するグループワークを行いました。

「憲法は、幸福を追求できる自由で平和な社会を目指す“標” であり、あるべき社会の理想が描かれています。」

「日本国憲法第9条は戦争の永久放棄の条文です。戦争という過去の過ちを反省し、顔の皺のように教訓を深く刻み込んだ憲法が日本国憲法であることを知りました。」

「憲法は、個人の尊重が目的とされ、人間らしい生活を保障するものであり、政治権力がそうした目的に違反することは、憲法によって禁止されている。」

「国家権力の暴走を抑え、それを制限する。国家は憲法に書かれていることしかしてはいけず、国家権力を縛ることで個人の自由や権利を保障する考え方を立憲主義という。」

憲法についてのグループワークは今回が初めてでしたが、それぞれの報告に対して学生から様々な質問が飛び交い、白熱しています。

次回2回目以降も憲法学習を踏まえ、平和、自由、平等、共生が実現できる地方自治のあり方について理解を深めます。

 

授業担当 大野 剛志

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