山菜食堂in幌加内町母子里地区
幌加内町母子里地区。
6/9(日)は、午前中の曇り空でしたが、山菜料理が並ぶ頃には陽が射し、鮮やかな新緑となりました。
現地に着いた学生は、朝採れ筍の川をピーラーで一部削ぎ、焼いた時に剥けやすくする作業から。美味しい印の幼虫が時々お目見えすることも。
調理室からは山菜の味付けでいい香り。
筍の下準備ができると、山菜料理や飲み物などの受け渡しの段取りを確認し、来場者をお迎え。「今年は(山菜料理の)何が出てる?」「揚げたての山菜天ぷらがいいんだよなぁ」「蕗を買って帰るかな」など次第に会場は賑やかに。
今回は母子里では13年ぶりのアイヌ文化講演も。
アイヌ語の歌、挨拶を表現する踊り、楽器を通して、自然と共にあったアイヌの人々の生活に思いを馳せました。
山菜料理をいただきながら、研究林で学ぶ学生とも交流。
植物の遺伝子レベルでの違いとそこに寄る虫との関連を研究していて、同じ場所に同じ種類の植物であっても寄りつく虫は異なるとか。
植物と人間、形や機能は異なれど、そこに存在する生命の普遍性、互いに生きていくために互いが存在することが必要な共存についても話の花が咲き、異分野交流となりました。
看護や福祉は人間中心に関心を寄せることが多いですが、人間を取り巻く環境への視野を広げる貴重な機会となりました。