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田中ゼミ

第6回現代メディア研究会を開催しました

2022年12月15日 木曜日 / カテゴリー 田中ゼミ

 129日(金)、313教室にて第6回現代メディア研究会を開催しました。今回は、レズビアン映画の『キャロル』(2015)を鑑賞しました。

 本作は、己の意思をあまり示さない控えめな性格のテレーズが、キャロルに出会い、恋に落ちる物語です。物語の中で、キャロルは自分らしさと当時の道徳観の狭間で悩み苦しみ、テレーズはキャロルとの出会いを経て自分らしさを形成していきます。

 今回のディスカッションテーマは、①一瞬で心を奪われた経験はあるか、②「ここではないどこかへ行きたい」と感じたことはあるか、③「自分らしさ」か「道徳(社会規範)」かの3つでした。

 最も盛り上がりを見せたテーマは③です。多くの参加者は「自分らしさ」が重要だと答えていました。私もそう考えていましたが、「『道徳』が大事である」という1人の学生のことばをきっかけに、熱く語り合うことになりました。「自分で『自分らしさ』だと捉えていても、その価値観はこれまで生きてきた社会の『道徳』に規定されているのではないか」という発言があり、確かにそうかもしれないと感じました。さらに、今回の特大ゲストの古松先生が、「そもそもこの映画における『道徳』は偏見ではないか」とおっしゃって、自分の中の違和感がホワーッと消えていきました。

 古松先生の意見は、自分が考えてもいなかったことばかりで、先生がいつ話し出すか注目していました。また、今回から短期大学部の学生も新たに加わってくれました。たくさんの人と何かを共有して話し合う場は貴重なので、楽しいものだなと毎回しみじみ思っています。次の現代メディア研究会も今からとても楽しみです。

 

ホリデーシーズンということで選んだ映画です

 

定員マックス12名参加で全然話し足りず…(でもみんなで話したくて悩ましい…)

 

3年 原田沙綾

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