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齋藤ゼミ

【活動報告】旭川小学校の学習サポートに参加しました。

2023年10月06日 金曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

私たちは齋藤ゼミナール1です。私たちは全員教師希望ということもあり、このゼミナールを選びました。今回は旭川市旭川小学校の学習サポートの参加報告をします。

2023年度はこれまで8月29日、9月5日、9月12日(悪天候のため中止)、9月19日、10月3日の4日間、各日 14:40分から15:40分までの60分間で実施しました。主な活動内容は子どもたちがそれぞれ持参する宿題等の手伝いです。保護者の方々と私たちゼミ生が協力して実施しています。

最初は「教えられないことはない」と自信満々な学生もいましたが、逆に少し緊張気味の学生もいました。若林蓮人と佐藤樹(いずれも経済学部経営学科1年)は、これまで先輩たちと一緒に中学校や高校での学習サポートは経験していたものの、小学生にどのようなサポートをしたら良いのか戸惑いを感じていました。初日に学校に到着すると校長室に通されました。そこで驚きの出会いがありました。中学校3年の時の担任の小城好永先生が、教頭先生として出迎えてくれたからです。ますます緊張感が高まりました。

学習サポートが始まると今度は自分たちが小学生の時と学習形態の違いに驚きました。iPadを使って自分で調べながら学習を進めていたからです。足し算や都道府県などゲーム形式で学習を進めていくアプリを活用しており楽しく学習を進めていけると思いました。またブラインドタッチがなかなかできなくて悩んでいる大学生にとっては、アプリでタイピング練習できる環境が羨ましいと思いました。2回目以降になると小学生から名前を覚えてもらってとても嬉しく感じました。

学習サポートを進めていくうちに疑問や戸惑いも生まれてきました。まず学習サポートの方法の変化です。旭川市GIGAスクール構想に基づいて同校でも全ての児童に端末が一台支給されています。そのような学習環境では、正解を教えるだけでは学習サポートになりません。問題を解く過程を重視して、子どもが自立的に学習を進めていけるサポートを心がけたいと思いました。

次には、iPadを使って学習とは関係のないことを調べている児童への対応です。ゼミ内での議論では、「学習するために来ているのだから、やはりきちんとけじめをつけて勉強に集中するべき」という意見と、「放課後にわざわざ学習するために集まっているだけで偉い」という意見に分かれました。そこから、子どもを叱る意味について考えるようになりました。そして教師として子どもを叱る基準、その際の叱り方について各自考え続けていくことが大事だと気付きました。

 最後になりますが、このような貴重な学びを提供してくださった、旭川市立旭川小学校の佐藤栄一校長先生を始めとする先生方、及びこの学校ー地域連携の橋渡しをしてくださった旭川市教育委員会に篤く感謝を申し上げます。

(文責 経済学部経営経済学科1年 山口凌、菅原蓮、若林蓮人)

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