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田中ゼミ

第19回現代メディア研究会を開催しました

2023年12月26日 火曜日 / カテゴリー 田中ゼミ

 12月15日(金)、第19回現代メディア研究会を開催しました。今回は、ディズニー映画『リメンバー・ミー』(2017)を題材にディスカッションを行いました。『リメンバー・ミー』は、メキシコの「死者の日」をモチーフに、一族の繋がりや記憶について描かれている作品です。

 3年田中ゼミの私佐藤萌と藤澤梨奈さんがファシリテーターを務め、作品選びから議題設定まで自分たちで行いました。4年本田華さん、3年ジョヒョンサンさん、2年安藤碧唯さんと初参加の人も多い回でした。

 1つ目の議題は、「あなたの家庭に掟はあるか。家族の掟は守らなければいけないものだと思うか」です。参加したメンバーのほとんどが、「掟(きまり)はある」と回答しました。掟は、気づかない内に呪いとなって、自分の一部になっているのではないかという話になりました。

 2つ目の議題は、「デラクルスのような人物があなたの前に現れたら、正体を見破れると思うか」です。この議題については、見破れる派と見破れない派の2つに分かれました。今回は、この2つ目の議題が最も盛り上がったように感じました。

 3つ目の議題は、「2度目の死が訪れるまでの期間は長い方がよい人生だと思うか」です。「死者の国には行きたくない」「生きている内に忘れてほしい」など2度目の人生が短い方がよい人の方が多かったですが、「2度目の人生を長く生きたい」という意見も挙がっていました。

 包括的性教育を行う宮坂舞花さん(任意団体『SoilU』代表)をゲストとしてお呼びしました。舞花さんは、「ここにいる人たちはみんな自分のことばを持っている。普段、小中高生とコミュニケーションを取るけれど、彼らにもどこかから借りてきた『褒められそうな意見』ではない自分のことばで語ってもらうにはどうしたらいいか考えるきっかけになった」と活動に引き付けたコメントをもらいました。とても嬉しかったです。また、初参加の碧唯さんは「ディズニーをこれまで通り見れないかも。見方が変わりました」と話してくれました。

 初めてファシリテーターとして現代メディア研究会に参加してみて、全体を見渡して話を振ることの難しさを知りました。今回は、正直話す側の方が楽しいなと感じましたが、次回ファシリテーターを務める時には、ファシリも楽しいなと思えるようになりたいです。ゼミの時間に、田中先生から「自分では答えの出せない問いをみなさんに投げかけてみるといいですよ」とフィードバックをもらいました。題材選択、ディスカッションテーマ選択から丁寧にやってみたいです。

 次回の現代メディア研究会は1月に開催します。題材は、第169回芥川賞を受賞した市川沙央さんの『ハンチバック』(2023)です。他学部の先生がゲストとして来てくださるとのことです。楽しみです!

 

総勢12名、内3名初参加!(嬉しいです!)

 

まずは同期に走ってもらう

 

安定の卒業生

 

初めての人も上手にまとめて話してくれました

 

舞花さん、華さん(優し〜い)

 

ディズニー批判が展開される局面も

 

難しいパスを出されて受ける扶さん

 

青もけもけカーデと赤カーデでツインズのようなファシリ

 

お疲れ様でした!

 

来年はもっとよい会にしたいです!

 

3年 佐藤萌

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