【活動報告】7/8に上川町上川中学校の総合的な学習の時間(地域学習)に参加しました
2025年7月8日(火)に、上川中学校での地域学習サポートが行われました。今回は翌週にポスター発表を行う中学生のために、プレゼンテーションの内容や方法について理解を深める授業を行いました。そこで、学生同士のプレゼンテーション・バトルを実施しました。参加した大学生は4年生2名、3年生4名、2年生4名でした。
今回は鎌田隼太朗(齋藤ゼミ2年)の母校である旭川実業高等学校と井上雄斗(同) の母校である旭川志峯高等学校について発表しました。司会の佐藤樹(同3年)が「大学生の発表を聞いて、まず、どちらの高校が魅力的であるか、その理由とともに考えよう。そして、大学生のプレゼンテーションから、その技法・技術を見つけよう」と働きかけました。
旭川実業高校についての発表は、鎌田と五十嵐彩衣(同2年)が担当しました。自動車科・商業科から普通科難関選抜コースまで、同校の幅広い学習内容について紹介しました。学科・コースを問わず、先生たちは一人ひとりの生徒の進路実現のために徹底的に指導や支援をしてくれます。例えば、鎌田は難関選抜コース出身であり、大学進学に向けて日々勉強に励んでいました。疑問や質問、悩み、不安を遠慮なく話せる環境がありました。先生たちは、本当に親身になって対応してくださったと、今でも感謝しています。
旭川志峯高校についての発表は、井上と荒川遥葵(同2年)が担当しました。志峯高校の特徴は、様々な悩みや葛藤を抱える生徒一人ひとりに、先生たちが向き合っていく姿勢・態度だと思います。具体的な取り組みとして「夢講演会」があります。「夢講演会」では、元プロ野球選手の杉谷拳士氏や ”KEBOZ”の川村健一社長を招き、自分の経験に基づいた進路活動について講演しています。先生たちはこのような機会を生かして、細かく生徒に関わります。このような3年間で、生徒たちは自分に向かい合い、将来の自己実現につなげていきます。
その後に、佐藤が「どちらの高校が魅力的に感じたか理由とともに教えてほしい」と投げかけました。旭川実業高校については、「野球ができる環境が整っている」「勉強に集中できる環境が整っている」など自分の努力を後押ししてくれる高校だ、という意見が出てきました。一方、旭川志峯高校については、「入学してから将来の夢について考えられる」「志峯はいろんなコースがあって、進路が決まっていなくても(先生と)一緒に目標を見つけることができる」などの意見が出てきました。
プレゼンテーションの技法・技術については「話し方で母校が本当に好きなのがわかった」といった意見が出てきました。プレゼンテーションは単なるスキルではなく、本当に伝えたいことを相手に伝えることが一番大事だと、生徒たちが気づいてくれたのだと思います。私たちは、プレゼンテーションの準備として、母校を訪ねて元担任の先生に話を聞くなど、準備に約30時間かけました。その思いが子ども達に伝わったのだと思います。私たちも、母校の魅力について新たに気づくことができました。中学生には、自分たちが感じる地域の魅力について、熱意をもって「伝える」ことを意識してほしいと思います。
上川中学校の谷柿校長先生をはじめ、教職員の皆様、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
文責 経済学部経営経済学科 佐藤樹(3年)、鎌田隼太朗(2年)