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齋藤ゼミ

【活動報告】7/11に上川町上川中学校の総合的な学習の時間(地域学習)に参加しました

2025年08月05日 火曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

上川中学校1年生は、総合的な学習の時間の一環として地域学習を行っています。地域を再認識し、郷土を愛する心を養うために、生まれ育った上川町について1ヶ月にわたって調べ学習を行ってきました。例年はグループでの活動ですが、今年度は個人での調べ学習でした。生徒一人ひとりの興味や関心に基づいて、ANSHINDOのカフェバーやマイクロホテル、ラーメンで有名なあさひ食堂など幅広いトピックを選んでいました。私たちが直接関わることができたのは、今年度は計3回で、今回が最後の活動でした。参加した大学生は4年生1名、3年生4名、2年生4名でした。

当日の発表で特に印象に残ったのは、ANSHINDOとあさひ食堂、子育て支援についての発表です。まず、ANSHINDOのマイクロホテルの発表では、ファミリールームの値段を選択問題のクイズ形式にしてありました。クイズの内容にも工夫がみられ、聞き手を意識していました。次に、あさひ食堂についてです。生徒は、店主の鎌田さんに直接インタビューをしたそうです。閉店後に次の日の隠し味を考えているなど、常にお客様ファーストな姿勢が紹介されていました。今度是非行ってみたいと思いました。

一人だけ、上川町の子育て支援政策について発表してくれた生徒がいました。なぜ子育て支援を調べるに至ったのかがとても気になりました。しかし、それを聞く時間がありませんでした。聞き手はただ話を聞くだけではなく、話し手に積極的に関わって発表内容についての理解を深めようと努める姿勢が大事だと私たちは思います。それにもかかわらず、疑問を生徒と共有し深められなかったことが残念です。

クラス全員の発表が終わった後に、代表として大学生2名と齋藤先生がフィードバックをしました。鎌田隼太朗(2年)からは「概要はとても伝わった。ただ、自分の経験や活動において感じたことと結びつけて詳しく発表できれば、もっと良い発表になる。」若林蓮人(3年)からは「ずっと原稿を見るのではなく、聞き手の方を見たり、ポスターを指さしたりしながら、発表すると更に良くなる。」とアドバイスしました。齋藤先生は「インタビュー等を通して、地域の人と直接関わる経験は、もし上川町から出て、他地域に住むことになっても重要になる。それは自分の『生きる力』にも繋がっていく。」と話しました。

これまで私たちが中学生に気付いて欲しかったことは、「聞き手を意識する」ということでした。生徒たちの発表ではクイズが織り交ぜられていたり、写真がたくさん使われていたり、聞き手を意識した工夫がなされていました。中学生の知識の吸収するスピードには驚かされました。そういった意味で、今までの活動は大学生にとっても中学生にとても有意義な活動になったと思います。

上川中学校の谷柿校長先生をはじめ、教職員の皆様、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。今年度ゼミとして関わる活動は以上になりますが、来年度も何卒よろしくお願い致します。

(文責 経済学部経営経済学科4年 中塚優也・3年 若林蓮人 山口凌)

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