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上川中学校総合学習「1年環境学習」取材技能講習参加報告

2017年12月08日 金曜日 / カテゴリー ニュース, 経済学部

私たち経済学部経営経済学科の有志学生5名(4年生2名、3年生1名、2年生1名、1年生1名)は上川中学校の総合的な学習時間「1年環境学習」に関わっています。その学習は以下の2点を目標にしています。

 

  • 上川町の豊かな自然とのふれあい体験等を通じて自然に対する感性や環境を大切に思う心を育てる。
  • 自然環境に配慮しながら地域の活性化に結びつけていくための取り組みを考えることを通して、地域への愛着を育てる。
  • (2017年度上川町上川中学校「1年環境学習」実施計画より)

上記の目標を達成するために、同校の1年生31名は12月から2月にかけて様々な取材を経験します。その事前学習として中大連携校の旭川大学がNIE(「教育に新聞を」)推進校であることもあり、11月29日(水)に北海道新聞社旭川支社報道部長の佐藤洋樹氏から講話をいただき、その上でワークショップ「リアル取材」を実施しました。

2週間前から5人で打ち合わせを重ね、直前にも微調整をして本番を迎えました。当日はまず佐藤洋樹記者の講話が30分あり、取材のマナーややり方はもちろんのこと、質問に優先順位をつけることや五感で感じることが大切と学びました。次に見本ロールプレイを学生が行いました。

そしていよいよ「リアル取材」を行いました。最初はグループに分かれて学生のサポート(今回は教職課程を履修している4名の4年生も応援に来てくれました)のもと質問内容を考え、その後、実際に学生を相手に生徒代表者による囲み取材が始まりました。素朴な質問からプライベートな質問、さらにはむちゃぶりまでもが飛び交い、大盛り上がりでした。質問回数を重ねるごとに雰囲気にも慣れ始め、疑問に思ったことや関連した質問を続けてできるようになっていきました。また取材の際の重要なマナーである聴く姿勢も非常に良かったです。最後には取材からの読み取りを発表する機会もありました。生徒たちが積極的に参加し、取材対象である学生を知ろうとしている姿勢が伝わりました。

反省点としては直前に今回のプロジェクトに合わせて「上川」に焦点を合わせることを確認したのですが、それは達成できませんでした。しかしそれ以上に学生たちと生徒たちの相互作用により人と人との関わり合いの大切さやおもしろさ、さらには今回の一番の目標である「取材」のイメージは最大限に伝えられと考えます。そして、私個人としても中学の音楽の先生と再会できたこと、上川中学校の生徒やこのプロジェクトのメンバーに出会えたことから、人と人との繋がりの大切さを感じました。少しでも生徒たちの心に響き、今後に生かされれば幸いです。皆様の協力で全体を巻き込む良い空間作りができました。最後になりましたが本プロジェクトに関わってくださった北海道新聞社の佐藤洋樹氏、上川町上川中学校の西太一先生をはじめとする教職員の皆様に厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

(文責 経済学部経営経済学科1年 夏井一哉)

*写真は掲載許可をいただいております。

 

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