パスワードのリセットをリクエストしますか?

ニュース

第8回模擬授業交換会に参加して

2018年02月27日 火曜日 / カテゴリー ニュース

2月25日に藤女子大学(北16条キャンパス)で行われた第8回模擬授業交換会(主催教職課程実践研究会、共催 藤女子大学)に教職課程の有志の学生7名で参加してきました。この模擬授業交換会は、複数の大学に所属する教職を目指す学生たちが、専門分野や取得免許の学校種や科目を超えて、

・指導方法のスキルアップのための「経験の場」

・指導方法の学びを深めるための「交流の場」

・教育や教職への「意識を高める場」

という目的のもと、2009年から開催されています。

午前中は現職教員の方や、採用が決まっている学生とともに「春から教壇に立つ人のための採用前セミナー」(主催 藤女子大学)に参加しました。「全員参加」「生徒の言葉をどのように拾うか」「授業は一つの出来事」と言った授業を見る観点が紹介されました。また「特別な教科道徳」の評価の際に子どもたちが「ギリギリまで相手のことを考えているか」という観点も紹介されました。非常に興味深かったです。現職教員の方とも交流することができて、教職の喜びや苦労を知ることができました。

午後からは模擬授業交換会でした。今年は藤女子大学、北海道情報大学、北翔大学短期大学部、旭川大学の計12名が授業を公開しました。本学を代表して山下雄大(3年)が中学校社会科(地理的分野)で授業を公開しました。昨年は15分という一部公開でしたが、今回は50分授業に挑戦しました。時間内で授業を終えることができたのは成功だと感じましたが、内容に関しては反省すべき点が多々ありました。

最大の課題は「本時の目標」の設定でした。授業の主題の焦点化に失敗したために発問が曖昧になってしまい、グループディスカッションでは生徒役の大学生から様々な回答が出てしまいました。結果としてそれらをまとめることができず、十分な学びにつながらなかったと授業者はふりかえります。社会科の授業では、教師や生徒たちの社会に対する課題意識から授業を開発することが大事になります。お互いの意見交換を尊重していけば生徒同士、さらには生徒と教師の学び合いにつながり「主体的・対話的で深い学び」を創出することが可能だと思いました。

その後、藤女子大学の学生の英語の授業を受けました。生徒が知っている単語を使って発問をしたり、ICT機器を用いて例文やイラストを提示して生徒全員が学習内容に集中する環境づくりも大変参考になりました。

授業づくりでは生徒の学びを深めるために「仕込み」が大事になります。自己満足はあってはならないし、多くの可能性を想定して日頃から準備を欠かさず行わなければなりません。この「当たり前」の大事さに改めて気づくことができました。たくさんの知識や技術に出会えたことは私たちのスキルアップにつながっていると感じています。

今回主催してくださった教職課程実践研究会の菊地先生(北翔大学教授)をはじめとする役員の皆様、会場校を提供してくださった藤女子大学、たくさんの意見をくださった現職教員の皆様、生徒役として参加していただいた学生の皆様、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

(文責 経済学部経営経済学科3年 山下雄大、1年 夏井一哉)

TOP