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「私の未来プロジェクト」参加報告(教職課程)

2019年12月13日 金曜日 / カテゴリー ニュース

・2019年9月30日 旭川市光陽中学校

2019年9月30日に旭川市光陽中学校で開催された「私の未来プロジェクト」に参加しました。旭川大学からは私たち、寺田太郎、村田龍一郎、木村唯菜の3名、北海道教育大学旭川校から2名の計5名の大学生がスタッフとして参加しました。「私の未来プロジェクト」とは中学生が赤ちゃんとふれあい、命の大切さを感じるための授業です。私たち大学生は司会進行をしたり、中学生が赤ちゃんや保護者の皆様と交流する際のサポートを行ったりしました。

以下は参加した学生の感想です。

今回の企画に参加するにあたって、私は「中学生との触れ合い」をテーマに活動しました。当日は司会進行を行うことになり、緊張しました。そのためわずか10分程度しか触れ合うことができませんでした。しかし、そのわずかな触れ合いの中で、中学生の責任感、行動力、発言力を目の当たりにすることができ、中学生に対するイメージを改めることができました。また、保護者や赤ちゃんとの交流からも、様々なことを学ぶことができました。赤ちゃんの感情、親の子に対する強い思い、そういったものを感じることができました。今回のボランティアにて、普段は学べないことを学ぶことができました。ありがとうございました。(寺田太郎)

私は今回、中学生と活動に参加した親子がより有意義な時間を過ごすために十分なサポートをすること、中学生との関わりの中で自らの経験値を高めることの2つを目標に活動に参加しました。私自身、中学生時代に家庭科の授業の一環でこの活動に参加した経験があります。大学生になった今、改めて「私の未来プロジェクト」に参加してみると、より子どもたちや保護者との距離を縮められたように感じます。また、中学生の時に一度経験したからこそできたサポートもあったと思います。進行などの仕事を任せてもらえたことや、現場での臨機応変な対応について考える貴重な機会になりました。(木村唯菜)

「私の未来プロジェクト」のスタッフとして光陽中学校に行きました。中学生たちは子どもたちのために何日も前から必死に手遊び歌を練習していたようでした。また一生懸命に考えて、保護者への質問を用意していました。思春期真只中で、反抗期を迎えている中学生もいたと思います。改めて「自分もこんなに大変な思いを親にさせていたんだ」と思った生徒もいたのではないでしょうか。このプロジェクトは教育の一環として非常に重要なものだと感じました。(村田龍一郎)

 

 

・2019年10月7・8日 旭川市中央中学校

私達5名は10月7日(月)8日(火)の両日、旭川市中央中学校で行われた「私の未来プロジェクト」に「教職概論」の授業の一環として参加しました。

「私の未来プロジェクト」のテーマは、中学生に対しては「赤ちゃんとの交流経験を、将来親になった時に役立てる」、「親が子どもを思う心を引き継いでもらう」ことを目標にしています。また保護者の皆様に対しては、「赤ちゃんに色々な経験をさせたいという親心を叶える」、「親同士の交流の場づくり」という目標があります。学生の私達は、「現場経験を積む」、「中学生と赤ちゃんとの橋渡しをする」、「中学生と親子の交流の手伝い」を目標にしました。

両日ともに司会は新井(経済学部2年)が担当しました。まずは予め中学生たちが用意していた赤ちゃんとの手遊び歌を2回行いました。1回目はオドオドと恥ずかしがりながら行っていた中学生も、2回目には慣れた様子でした。その後は質問タイムに入りました。中学生たちはあらかじめ質問を用意していました。中には「陣痛は痛いですか?」「お金は掛かりますか?」など、素朴な質問もありました。質問タイムが終わると中学生たちは赤ちゃんと触れ合いタイムに入りました。ある中学生は首が座っていない赤ちゃんを、本当に恐る恐る持ち上げていました。中学生たちは「怖い」や「思っていた以上に小さい」など感想を話してくれました。

印象深かったのは、ある保護者の方が、中学生たちに「母子手帳を見て欲しい。お母さんがどんな風に子どもを思っているのか良く分かるから」と言われた場面です。そのお母さんは続けて「陣痛には個人差があり、その痛さを乗り越えて生まれてきた。生まれてきた子どもを見ると、痛さよりも幸せが勝った」とおっしゃっていました。

下記は参加した5名の学生の感想です。

 

不安でいっぱいの中で、自信もないなかで参加しました。しかし徐々にその場に居る事が楽しく、自然と笑顔になっていました。一回でも多く教育現場を体験出来る事は、今後の自分にとっても大きな強みになると思うので参加できて本当によかったです。(來生)

今回の未来プロジェクトに参加し、お母さんと赤ちゃん、そして中学生と関わる事で多くの事に気付く事が出来ました。特に、あるお母さんの「年齢が上がるにつれてお母さんやお父さんと話さなくなるかもしれないけど、親は常に子どもの味方だから沢山お母さんと話してあげてね。」という言葉がとても胸に響きました。「自分は親に支えられて生きているんだ」と、あらためて気づくきっかけにもなりました。(沼舘)

中学生は実際に赤ちゃんと触れ合い、そしてお母さんのお話を聞く事で子育てについて考えるきっかけになったのではないかと思いました。この様なプロジェクトに参加できて、私自身も学びが深まる良い経験が出来ました。(古田)

今回の体験を通じて、大学生、中学生、保護者それぞれ感じる事、学ぶ事が多かったと思いました。

 

 

・2019年10月28日 旭川市啓北中学校

啓北中学校で行われた「私の未来プロジェクト」の活動に参加した際の報告です。私たちは、多職種連携について理解を深める、中学生が「命の大切さ」を考える経験にどのように関われるのか考察する、を目標に参加しました。

1.日程:令和元年10月28日

2.場所:旭川市立啓北中学

3.内容

・子どもが生まれるまでについての講話

・中学生と幼児(0~3歳)およびその保護者の

交流サポート

4.成果

このプロジェクトには様々な人たちが関わっています。保護者、中学校の先生はもちろん、旭川ウエルビーイングコンソーシアム職員、旭川市母子保健課職員、助産師、大学教員といった人たちです。また今回は旭川市の高橋議員も参観していました。教育には様々な立場の人たちが関わっていて、それぞれ様々な見方があるのだ、ということを実感しました。また幼児に十分に関われていない生徒への声掛けはすることができました。

5、感想

私の未来プロジェクトという形で今回このような経験をできたことは新鮮であり、とても貴重な経験でした。このような中学生と幼児の交流という活動は、私たちが中学生の頃に始まったと記憶しています。私たちのときは、せっかく来てくれた幼児とその保護者との距離は遠く感じたのを覚えています。

しかし、今回は中学生が積極的に幼児と遊ぶ姿を見ることができました。多くの中学生たちが保護者に積極的に質問していました。またお母さんたちも中学生に積極的に話しかけているように感じました。とても雰囲気が良かったです。中学生たちも楽しんでいました。終了時間を迎えても名残惜しそうに赤ちゃんと遊んでいる生徒が多くいました。中学生の「社会性」の高さが垣間見えたように思います。楽しんでいたのは生徒だけではありませんでした。先生方も楽しそうに幼児と交流していました。保護者の皆さんは、子育ての大変さも語っていましたが、それ以上に喜びも語っていました。それがとても印象的でした。

中学生にとってもスタッフとして参加した私たち大学生にとっても、この3時間は貴重な体験となりました。この学びを今後に活かしていきたいと思いました。このプロジェクトは旭川だけでなく、様々な地域で行われることを望んでおります。

最後になりましたが、啓北中学校の教職員の皆様、生徒の皆さん、保護者の皆様をはじめこのプロジェクトに関係されている全ての皆様に、感謝しております。本当にありがとうございました。

(文責 旭川大学経済学部経営経済学科教職課程 菊地 亮汰、倉田 翔真、佐々木 優汰)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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