パスワードのリセットをリクエストしますか?

ニュース

2019教育実習報告会実施報告

2019年12月26日 木曜日 / カテゴリー ニュース

2019年12月7日土曜日午後1時より、旭川大学経済棟209教室において本年度の教育実習報告会が行われました。

今回報告したのは、経済学部経営学科4年生7名、保健福祉学部コミュニティ福祉学科1名の計8名でした。それぞれ教育実習を終えて感じたことや考えたこと、そして実習での経験を多面的・多角的に考察した結果、自己の成長につながったこと、さらにこれから教育実習を控える後輩に伝えたいことを発表しました。また後輩としてとても嬉しいことに本学の教職課程を修了して現在教職についている佐々木麻美先生(富良野市東中学校)、山口咲先生(旭川市北門中学校)、山下雄大先生(美瑛町美瑛中学校)が参加してくれました。先輩たちからは共通して、教職のやりがいや苦悩を身近な立場から話していただけました。

最後に本学学長である山内亮史先生より総評がありました。山内先生からは、まずそれぞれの実習生の個性が発揮されていて「非常に興味深かった」と評価いただきました。その上で①学校、そして地域がどのような生徒を育てたいと思っているのか、カリキュラムからきちんと読み取っているのか、②授業者として「授業の仕込み」にどれほどの時間をかけたのか、③子どもが言語に表現できないものを教師としてどのように把握するのか、例えば子どもたちからどのような回答が出てくるのかきちんと想像しながら発問を作っているのか、④主体的・対話的・深い学びと言われるが、しっかりとした授業を行なっていれば、子どもの主体性はきちんと現れるはずだ、というアドバイスをいただきました。最後に教員の働き方改革に絡め、学校現場で進んでいるカリキュラム削減についても「本質的かどうかが大事」「(カリキュラム改革のなかで削減される行事の中に)子どもが楽しみにしているものはないのか」と話してくださいました。

今回の報告会は4年生それぞれの個性が出ていたと思います。発表の際のスライドはもちろん質疑応答一つひとつにそれぞれの喜びや楽しみ、悩みや葛藤を感じることができました。後輩の私たちにとっては、教育実習をより身近に感じ、生徒との関りや授業づくりに対する時間の使い方など課題を具体的に見出す良い機会になりました。

 

2019年度旭川大学教育実習報告会実行委員長

安藤 優太(経済学部経営経済学科3年)

TOP