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経済学部

【報告】2022年度教育実習報告会を実施しました。

2022年12月17日 土曜日 / カテゴリー 経済学部

2022年12月10日(土)に私立大学として最後の教育実習報告会を実施しました。今年度は11名の教育実習生が,5月中旬から11月下旬にかけてそれぞれ2週間から3週間の実習を行いました。高等学校では8名,中学校では3名が実習を行いました。

この教育実習報告会は(1)4年生の教職課程の学びの集大成として,実習のふりかえりを行なって,そこから今後に向けての学びを獲得すること,(2)3年生以下の下級生にとっては,4年時の教育実習に対するイメージづくりと共に,今後の教職の学習に対する意欲を高めることを目標にしています。

第1クールでは教育実習生の悩みや葛藤などが主に語られました。古田龍聖実習生(旭川市神楽中学校)は,これまで気が付かなかった教師の職務や役割についての気づき,若栗貴幸実習生(北海道剣淵高校)は,頑張ったけれども十分にやりきれなかった悔しさ,來生遥夏実習生(小樽双葉高校)は,もっと人のために役立てる自分になりたいという将来の自分への期待,佐藤凉乃実習生(旭川明成高校)は「教師」になりきれない自分への葛藤を,率直に語ってくれました。

第2クールでは,これまでそれぞれ培ってきた教育観や教師観をもとに,実習生がそれぞれの実践の振り返りを行いました。村田龍一郎実習生(札幌市新琴似北中学校)は,主体的な学びと自己の社会科授業実践についての問い直し,木村唯菜実習生(旭川市愛宕中学校)は,教育実習を通した教師としての生き方・あり方についての気づき,佐々木優汰実習生(旭川実業高校)は,社会科教育実践における思考・判断・表現についてのさらなる探究,沼舘思佳実習生(北海道えりも高等学校)は地域と学校の関わり,そして生徒の居場所としての学校について報告してくれました。

第3クールは,部活の指導者を目指している学生たちの報告でした。横内竣実習生(旭川大学高等学校)は,授業実践において実習生として精一杯頑張ったものの,自分が納得できるレベルに達していない葛藤と部活指導におけるコーチとしての戸惑い,矢田貝敦也実習生(つくば国際大学東風高校)は授業づくりの難しさとその悩み,倉田翔真実習生(旭川実業高校)は自己と教育実践との繋がりについて熱く語るとともに,教師や指導者にとってのリフレクションの大事さについて報告してくれました。

これらの報告を聞いて,私はかなりリアルに教育実習を感じました。特に(どんなことでもそうだとは思いますが)準備の大切さと共に,その「辛さ」から逃げないことの大事さを学ぶことができました。どんなに辛くても継続して努力を続けていけば,高みに到達します。そこから見える景色は,これまで見えていた景色とは異なってくるのではないでしょうか。

私は来年度旭川実業高校で3週間の教育実習を行います。これまでサッカー部のコーチとして,多くの生徒と関わってきましたが,実習では部活以外の生徒とも関わらなければなりません。これまで培ってきた教育観や教師観,生徒と関わる姿勢・態度がどこまで通用するのかワクワクドキドキしています。

最後になりましたが,本学の教育実習に関わってくださった各実習校の校長先生をはじめとする先生方,学校法人旭川大学理事長でもあり旭川大学高等学校校長でもある山内亮史先生,藤原潤一学長,教職課程に関わってくださった先生方に厚く御礼を申し上げます。

(文責 教育実習報告会実行委員長 喜多俊介 経済学部経営経済学科3年)

一人一人緊張した面持ちで堂々と発表しました。

独特な発表となった倉田実習生の報告。

最後は教職課程履修者全員で記念撮影。
11名の実習生の皆さん本当にお疲れ様でした。

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