1年生「看護論発表会」を行いました

旭川市立大学の１期生が入学して３か月余りが経過しました。１年生がはじめて看護を学ぶ『看護学概論』の授業では、看護について考えて発表する看護論の発表会があります。ここでは、4～5人のグループ単位でもっと知りたい深めたいと思う看護理論家を自分たちで選び、メンバー間でその書籍の読み合わせ、自分たちが今考えている看護観を発表していきます。各々図書館での文献を探し、グループ学習やディスカッションの方法を学び、さらにプレゼンテーション技術も踏まえていきます。ヘンダーソンやアブデラ、オレム等といった理論家の中から学んだことは、「患者中心のアプローチが大切」「患者の自立を助けることが看護の役割」「患者一人ひとりにあったケア」などです。看護専門職に繋がっていく第１歩を踏みはじめました。

１年生には、看護論を読み込むのはまだまだ難しいところがありますが、それでもグループワークを通じて、今現在考えている看護観を各々議論しまとめ、時間制限の中でも立派にグループ発表することができました。学生自らが司会進行を務め、時には失敗もありましたが、それを乗り越え自分たちでこの発表会を構築していきました。少しずつ成長している自分を実感していることでしょう。

文責：泉澤真紀