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【報告】2024年度(令和6年度)の旭川市春光台中学校の学習サポート(計8回)を終了しました。(教職課程)

2025年02月27日 木曜日 / カテゴリー ニュース, 旭川市立大学

私たち旭川市立大学教職課程では、私立大学時代の2018年度(平成30年度)から旭川市春光台中学校のアテンダントサポート(大学生による学習支援)に関わってきました。今年度も5月31日(金)から2月14日(金)まで計9回実施しました。

中学生たちは、基本的に放課後の15:30から17時(学期期間中に開催した場合)まで、それぞれの課題を持ってきます。五教科のワークブックや宿題が多いですが、保健体育などの実技教科を勉強している生徒もいます。進路相談や部活動での悩み、さらにはプライベートな話もしてきてくれます。私たちは、初めて参加した時は「学習指導」に囚われていましたが、次第にそのような緊張感も薄れて、生徒たちとの「斜めの関係」を楽しむ余裕が出てきました。

中学生に対する学習サポートを通じて、私たちも学び直しをしています。私たちは教職課程を履修すれば、卒業時に中学校社会、高校地理・歴史、公民の免許を取得します。しかし中学校時代は、社会科は暗記教科でした。カラフルにノートを取ることには熱心でしたが、あくまでもテストのための勉強だったように思います。例えば中学生が理科で冬型の気圧配置について勉強していると、大学の教養科目の自然地理学と学習内容が繋がってきます。「一緒に、考えてみよう」と声をかけて、一緒に問題を解きました。うまく教えられたかは正直にいえば自信がないですが、その中学生は「わかった」と言ってくれました。とても嬉しかったです。2月14日の最終回には生徒の皆さんから色紙を頂戴しました。「楽しくわかりやすく教えてくれてありがとうございました」「丁寧に教えてくれてありがとうございました」「話し合いながら勉強するのが楽しかったです」などの中学生からの感謝の言葉を頂きました。

私たちは、学習というと1人でコツコツ机の前で勉強している姿を思い浮かべます。しかし学ぶ上で気軽に話せる友だちや、少し年上の私たちのような大学生の存在も大きいように思います。学ぶ際には改めて他者との関わりが大事であるということを確認できました。来年度はいよいよ教育実習です。この経験を生かして頑張りたいと思います。

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった旭川市春光台中学校校長の沼倉先生、主幹教諭の山口先生、松崎先生、庭瀬先生をはじめとする先生方に厚く御礼を申し上げます。

(文責 経済学部経営経済学科3年 杉山由奈、杉山令奈)

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