【報告】2024年度の旭川小学校の学習サポート(計7回)を無事に終了しました。(教職課程)
教職課程の活動の一環として、2024年10月15日から2025年2月18日まで計7回にわたり旭川市立旭川小学校で放課後学習サポートに行いました。本事業は旭川市教育委員会のご紹介もあって2021年度から継続して行われています。この7日間で述べ21名の学生が参加し、児童と楽しく関わることができました。児童の参加人数は毎回20名ほどで、学習内容も多岐にわたっていました。
学習サポートではありますが、学習以外を通じても、児童と学生の関係が深まりました。若林蓮人(経済2年)は、「何気ない会話の中で、児童の楽しそうな笑顔を見ることができ、勉強だけでは得られない大切な時間のように感じた」と語ってくれました。中塚優也(経済3年)は、「(児童の話を聞くことが大事だと思っていたけれど)大学生の話も聞きたがり、私にも積極的に質問を投げかけてくれました」と嬉しそうに振り返っていました。私も、子どもたちが名前を憶えてくれて、「あゆむ先生」と呼んでくれたことが嬉しかったです。
児童たちの話題は、恋愛から動物、習い事など多岐にわたっていました。教室の雰囲気も明るく、何かわからないことがあれば素直に「わからない」と発言する児童が多かったため、学生も気軽に接することができました。また、学生と沢山話したいから、宿題を早く終わらせようと頑張る児童もいました。若林の話を聞きたがる子どもたちが多く、なかなか勉強が進まないので「宿題や課題を早く終えて、蓮人先生の話をみんなで聞こうぜ」と声をかけると、子どもたちは必死に頑張ってくれました。そして最後の10分間は、大学生のこれまでの経験を話しました。
若林は、「自分たちにとっても、児童にとっても、この空間が『居場所』のようなものになっているように感じた」と話し、「この『居場所』を来年度も継続できるような雰囲気作りをしたい。そのためにも、児童とたくさん交流を深めていきたい」と意欲を見せてくれました。一方、児童との関係性は大事だけれども、本来の学習の場ということをもっと意識したいという意見もありました。私は両方の意見ともに大事だと思いました。確かに学習する場ではあるけれども、「やらせる」のは違うと思いました。子どもたちが少しでも楽しみながら学ぶ場として、雰囲気づくりを大事にしていきたいと思いました。
最後になりましたが、今回、このような貴重な活動の機会をくださった佐藤栄一校長先生をはじめ、旭川小学校の教職員の皆さまに、心より感謝申し上げます。
(文責 経済学部経営経済学科3年 金本歩望)