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大学院

大学院授業体験会を開催しました!

2025年11月16日 日曜日 / カテゴリー 大学院, 入試情報・オープンキャンパス

大学院で地域マーケティング論特殊講義を担当している田中晃子です。大学経済学部では、マーケティング論や商品流通論を教えています。

2025年10月、大学院の授業体験会を開催しました。6日、13日、20日、27日、全4回のプログラムです。今年度、地域マーケティング論特殊講義を受講している大学院生2名に協力してもらい、普段の授業を公開する形式で行いました。

授業では、アメリカの観光の成功例を取り上げ、観光、都市、コミュニティ、社会運動などについて議論しました。在学生、卒業生、高校生、留学生、社会人とさまざまな方にご参加いただき、多角的な議論ができたと思います。

4日間で、合計13名の方が参加してくれました。連続受講可と設定していたので、3回連続で受講してくれた人もいます。「観光については何もわからないまま行ったのに楽しかった!」と言ってもらえて嬉しかったです。勉強って楽しいですよね。

大学院では、既知のことを確認するのではなく、新しいことを知り、自分を拡張してもらいたいと考えています。我々の生きるこの社会、我々の生きるこの地域について、一緒に考えましょう。大学院でお待ちしています!

以下、参加者の感想を紹介します。

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〈在学生 北川心優さん〉

「大学院ってどんなことを勉強するんだろう?」という思いから、体験会に参加しました。当日は、幅広い年代の方が参加しており、温かく迎えてくださったため、安心して参加できました。

体験講義では、観光をテーマにディスカッションを行いました。一つの議題で多様な意見が飛び交い、視野がどんどん広がっていく感覚がありました。自分とは属性や立場の異なる方々と一緒に議論できたことが新鮮で、それぞれの経験を交えて話し合うからこそ、新しい発見がたくさんありました。また、年齢が違っていても、大学院では皆が「学ぶ人」として向き合い、対等に議論する点が印象に残りました。終わった後は頭がすっきりするような感覚があり、刺激的で充実した時間を過ごせました。

今回の体験を通して、「もっと学びたい」という気持ちが自然と湧き、大学院が身近に感じられました。少しでも興味がある方は、体験だけでも行ってみると面白いと思います!


〈卒業生 石川真白さん〉

筆記用具だけ持って、ふらっと行きました。使用テキストの畢滔滔(2015)が面白かったです!事前準備があれば理解度が高まることは間違いないですが、丁寧なレジュメを準備してくださったので準備なしでも理解しやすかったです。

大学院は、大人が集まって話せる場所です。意見が近いこともありますし、もちろん違うこともあります。それが面白いところです。少人数のゼミ形式なので、全員に必ず1回以上は発言の機会が回ってくるのもよい点だと思います。

授業を受けて終わりではなく、生活していて、「これ、大学院で話したことだ!」とリンクする場面に出会います。私は近所の公園で、地域の子どもたちとコミュニケーションをとって、公共性の議論を思い出しました。学びの機会が得られてありがたかったです。


〈大学院生 山田奈津子さん〉

高校生から大人の方まで、多くの方に来ていただき、さまざまな意見や価値観に触れることができました。ディスカッションを通じて、活発な意見交換ができました。

最も印象的だったのは、「マイノリティ当事者が声をあげること」についてのディスカッションです。歴史の中で、マイノリティは抑圧・差別されてきました。少数者が声をあげるのは大変で、しかし大切なことであると実感できました。

大学院の授業では、報告者は時間をかけてレジュメを作ることで、テキストの内容を理解します。その上で、論点を設定し、議論して、自分の意見や他者の意見について再度深く考えます。この「再度深く考える」プロセスが、大学院の学びのよいところだと思います。
今回の体験会では、ディスカッションの楽しさを再確認することができました。参加者にも楽しんでいただけて嬉しかったです。


〈社会人 湯川枢さん〉

実際にどのような雰囲気で大学院の授業が行われているか知りたいと思い、参加してみることにした。全部で4回あって、その内どうしても仕事の都合で参加できなかった1回を除いて計3回出席した。

観光都市サンフランシスコの現状や歴史を学びながら、なぜ世界有数の観光都市となったのかを学習した。担当者が前もって要約したレジュメを発表してから、ディスカッションに入る。このディスカッションがとても面白い。なぜ面白いと感じたか私なりに3つに整理した。

第1に、少人数制である。私が通っていた大学での講義は数十名から数百名の学生が受講しており、どうしてもスクール形式の受け身の授業となっていた。少なくとも当時の私は受け身の姿勢で講義に参加していた。たくさんの学生が参加する講義は大教室で行われるため、一言も発しないこともあった。 この大学院の授業体験会は少人数で行われたため、発言する回数がとても多かった。常に意見を求められるし、考えて発言しなくてはならないので、授業を積極的に受ける姿勢に繋がる。

第2に、テキストにとらわれすぎない授業スタイルである。田中先生はテキストの内容から深い学びを得ることに重点を置きつつ、受講者がテキストを読んでどのように感じたか、自分の考えを発言する機会を多く作ってくれた。つまり、このテキストを読んで学んで終わりではなく、テキストから学んだことをもとに、何を議論したいかを受講者が提案するのである。議論したい内容が多少テキストの筋から離れようとも、田中先生はその提案を尊重し、議論を無理に戻したりせずに、発言を聞いて、それについてどう思うかを他の受講者に聞いてくれるのである。もちろん、あまりにもテキストの内容から乖離している場合は軌道修正してくれるのであるが、その判断が絶妙であり、受講者の意思を尊重してくれていると感じた。

第3に、魅力ある現役の大学院生である。現在在籍している大学院生の考え方や発言はとても興味深いものだった。その方々の背景やなぜ大学院生としてここにいるのかなど、詳しいことはわからないが、これまでのキャリアや人生経験を積み上げてきたことによる、経験の豊かさが感じられた。だからこそ、通り一遍の考え方だけではない自由な発想や発言が飛び交う授業になっているのだと思う。私にとってとても新鮮で心地よい空間だった。

仕事で役立てるため、キャリアアップのため、専門分野を追究するためなど、大学院に行きたいと思う動機は人それぞれであるが、少なくとも新しい学びを求める人たちが集まる場所であると思う。大学院が学問や研究に対する思いを持った志のある方々の集まる場所であるとするならば、ぜひ私もその環境に身を置き、互いに好奇心を刺激し合いながら、この大学院でともに学びたいと授業体験会に参加して感じた。

 

 

旭川市立大学大学院 地域マーケティング論特殊講義 担当 田中晃子

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