次に訪問させていただいたのはB型の就労継続支援センターです。
　最初に訪問させていただいた施設と比べると、比較的和やかな雰囲気があり、就労継続支援センターごとの違いを感じました。ここでは職員の方とさらに働いているスタッフの方々にもお話をしていただくことができました。仕事内容はリサイクルショップからリサイクル品を受け取り、きれいな状態になるように磨く・修理するなどして、再びリサイクルショップに預け、販売するというものでした。

　２つの就労継続支援センターの見学を通じてどちらの施設にも「主体性」と「連携・協働」を感じました。また、一方では、ステップアップの実現に繋げるなど就労支援をおこなう中での難しさを感じました。しかし、一人ひとりの強みに寄り添い、支援対象とされるスタッフの方々の声を聞きもらさず、かけがえのない就労に結びつけた素晴らしい支援を行っている職員の方々に感銘を受けました。
　私たちは前期活動のもう一つとして漫画を使用して文献購読を行い、精神病に関する理解を深め、患者をより身近に感じたと思っていました。しかし、実際の現場で見て感じたことはやりたいことを実現する難しさや苦手なことにもチャレンジしようとする利用者の前向きな姿があり、見学を通して勉強することの重要性を感じました。同時に、私たちの中で今までわからなかったことが「わかる」に変わり、理解が深まったと実感しました。今回の貴重な経験を生かして調査研究に発展させていきたいです。
　利用者ならびに職員の方々、この度はご協力いただきありがとうございました。

文責：コミュニティ福祉学科2年　進藤　尾上　浮中