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五所ゼミ

断酒会の方々とパークゴルフを行いました

2022年11月14日 月曜日 / カテゴリー 五所ゼミ

 五所ゼミナールでは後期活動での学外体験を10月19日に行い、断酒会の方々が普段から活動なさっているパークゴルフに参加させていただきました。私たちはゼミナールの前期活動で、精神病についての文献購読を行う中で、そのひとつにはアルコール依存性について学び、理解し、アルコール依存症者をより身近に感じることができましたが、さらに詳しくアルコール依存症について知るために、当事者との親睦を深める機会を設けたいと考えました。

 断酒会が定期的にパークゴルフを行う理由には、アルコールから離れる時間をつくり、また日頃に適度な運動を取り入れるなど、健康な生活をすることが目的だと考えられます。実際に伺ったお話でも、「アルコール依存症にとって1番危険なのは油断すること、自信がつくこと」だと仰っていました。さらに、「アルコール依存症と判断されてから10年以上も飲酒をせず、完全に治ったと思っていたが、ある日、コップ1杯のお酒を飲んだ次の日から制御できなくなった」、「元々お酒に強い体質で、昼から飲酒するようになり、そのうち止められなくなった」などの体験談を伺うことができました。改めて、依存症というものは身近な病気ということがわかりました。年齢や性別、性格などはあまり関係せず、自身でも気づかない内に心身が壊れてしまう、また、お酒を断ち、何年経っても、再発してしまう怖さがあるということを理解することができました。

 我々は、今回の目的でのアルコール依存症について知るために、当事者と親睦を深めること以外にも、プレイそのものを最後まで一緒に楽しむことも大切だと考えていましたが、パークゴルフが初めての挑戦ということもあり、ゴルフクラブの持ち方から断酒会の方々にレクチャーをいただきました。当初は、足を引っ張るばかりでしたが、プレイして行くにつれて次第に慣れていき、全員で楽しむことができました。断酒会の方々との力の差があり、最後まで勝負にはなりませんでしたが、次の機会までにはもう少し上達したいです。
 当事者との交流を通して、楽しみながら学ぶことができるとても良い経験になりました。ご協力いただいた断酒会の皆様、本当にありがとうございました。

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旭川断酒会会長の石田さんより開会のあいさつです。

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全4コースをまわりますが、運動量の多さに驚きです。

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プレーしながらのインタビューも欠かしません(浮中)。

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断酒10年毎での表彰を受けた方が何人も参加しています。

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「明日は絶対筋肉痛…(五所のみ)」終了後は活動外にて昼食(※黙食)

                                             コミュニティ福祉学科2年 浮中大輔
                                                (*キャプションのみ 五所)

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