パスワードのリセットをリクエストしますか?

五所ゼミ

ゼミナール恒例「断酒会パークゴルフ」に参加しました!vol.2

2023年08月19日 土曜日 / カテゴリー 五所ゼミ

vol.1つづき

 今回断酒会の皆さんと直接かかわっていくつか体験談を聞き、アルコール依存症の当事者の思いやお酒の怖さ、依存することに対する怖さを知りました。また「もう大丈夫だろう」という、たった少しの気持ちの揺らぎが更なる依存に繋がってしまうという話を聞き、依存症の治療には相当な覚悟と時間が必要なのだと感じました。パークゴルフは私自身も初めてで難しかったのですが、断酒会の皆さんにあたたかく接していただけたおかげで少しずつコツを掴み、楽しくプレーすることができました。この度は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。(田中)


(普段聞くことのできない当事者の貴重なお話をしていただきました。みんなとても真剣です。)

 今回の断酒会パークゴルフを体験する中でアルコール依存や断酒会について楽しく学ぶことが出来ました。パークゴルフに参加していた断酒会の方は断酒をするためにこのパークゴルフや断酒会のような独りを感じない環境はなくてはならないものだと話していましたが、私も実際に体験する中で居心地の良さを感じました。そのような体験やお話を聞く中で孤独がアルコール依存に拍車をかけてしまうこと反対に孤独を感じない環境を作り出すことでアルコール依存脱却に繋がること、アルコール依存の方にとっては断酒会への参加はハードルが高いと感じている人が多いと知ることが出来ました。断酒会の方が質疑応答の際に「周りでお酒に困っている人がいれば断酒会を勧めて欲しい。特に退職後の高齢者に多い。」と言われていて、MHSW (メンタルヘルスソーシャルワーカー)として相手側の背景に配慮した関わりから個々に合わせ、意思を尊重した支援を意識すること、断酒会をハードルが高いと感じている人に対し身近にしていくための働きかけも必要だと感じました。 (湊)

 今回の断酒会パークゴルフで、アルコール依存についての学びを深めることができました。パークゴルフでの交流をする直前まで、どれだけ怖い人なのか、怒られないか、といった不安ばかりでしたが、どの方も笑顔で優しく声をかけていただけました。職場の同僚や友人、家族といった自身の周囲の人々からの理解を得て、アルコール依存症と向き合っていくと共に、過ごしやすい環境、または安心して過ごせる場所を探すことが必要なのだと感じました。精神的ストレスからの飲酒や、お酒が好きで飲みすぎてしまうといった、アルコール依存になるまでの経緯は沢山あると学びました。 (菅原)

 断酒会の皆さんの話を聞いて、アルコール依存性の辛さや大変さを知ることが出来ました。特に印象に残ったのは、石田さんの「アルコール依存性は脳のコントロール障害で自分ではどうにもならない」という話で、なぜ家族や会社の人などから止められたり、実際に倒れて病院に運ばれてもお酒を辞められないのかといった疑問についても納得することが出来ました。また、たまにアルコールは法律で規制されてないだけで薬物と同じだという話を聞きますが、今回依存性の当事者の経験談を聞き、確かに自分の意思でどうにも出来ず、一生それが付いて回るのならそれはもう薬物と変わらないなと思いました。(青野)

 今回の断酒会パークゴルフを通して、アルコール依存症への理解を深めると共にソーシャルワーカーとしてどのような対応が望まれるのか、または何を必要とされているのかについて考えることができました。相談業務だけに留まらず、病院外の行政機関に一緒に行くなど、不安を抱える方々を最後までサポートすることが重要だと思いました。
ご協力いただいた断酒会の皆様、ありがとうございました。


(断酒会の皆様と五所ゼミナールの集合写真です!良い笑顔 ^ ^ )
 執筆担当:コミュニティ福祉学科 2 年  菅原美空、田中美宇
(*キャプション:野原小依、湊唯羽)

TOP